【藁人形】ユング心理学から考察する呪いや魔術【心の成長】

認めたくない自分の部分!
こちらは、黒猫魔術書店より蜜猫二作目の写真集型小説である「藁人形に愛を願った人魚姫」が発売され、記念に書き下ろした記事になります。
また、藁人形や呪い、浄化の在り方を、カール・グスタフ・ユングが提唱した深層心理学を元に解説しております。


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「藁人形は呪い」
そんなイメージが未だに根強くあります。
ネガティブなイメージの除去は他の記事でも解説しているので、そちらご覧頂くとして。
私はいわゆる白魔術がポジティブで、黒魔術がネガティブだという浅はかな考えでは御座いませんので、なんでも有りだと思っています。


だいたい、その善悪、常識は誰が定めたものなのかと。
病気を治すことが白魔術で、正義ならば、私の病気を医者や薬が治してくれるのでしょうか!
白魔術…つまり浄化や天使の加護をうけて治すのと、
黒魔術…つまり悪魔を召喚して悪くなったものを取り去るように治す
のと、
やってることは同じなんですけど、どうして人は善悪つけたがるのでしょう!
医者や薬(白)で治らないから魔術やってるんですよ、そもそもが(笑)


ですから私は、例え皆さんの藁人形のイメージが負なのだとしても全く気負いしません。
逆に「すごいものだ」と思える道具をお使いになった方が、無意識に働きやすいでしょう。
さらに言えば、例え相手に対して危害を加えるような術であっても否定はしません。
(ただし黒猫魔術店では代行はおろかサポートは致しません)


だって人間だから。
誰にだって、表があって裏があります。
社会で働き、友達と接する表の顔を普通に持っている人は、必ず裏の自分が存在します。
「私、裏表ないの〜」て、そんなはずはありません。

何故なら、人間だったらほぼ全ての人に、コンプレックスがあるからです。
コンプレックスは幼少期に持ち合わせた劣等感の自分です。
コンプレックスな自分を、何かで補い、代わりで埋めて、欲求を逸らしうまく抑圧することを無意識で行っています。



影の部分も、コンプレックスも、代わりで埋めるもの(アニマやアニムス)も、全部内包するのが人間です。
そしてそれを受け入れることで「自分」というものを理解でき、満たされるようになります。
ここではさらっと言っていますが、興味ある人はぜひ魔術セミナーのユング心理学受けてください。深いです。


で、何が言いたいかと言えば、俗に流行りのヒーリングや浄化(ピューリファイ)は私は好きじゃないんです。
音楽でも長調よりも短調の方が好きだし、物語でもハッピーエンドは嫌いです。
「綺麗なもの」は好きですよ。感じたいし、見て癒されたい時もあります。
だけど、私が言いたいのは「それだけでは人間は良くならない」ということです。

人間も、物事も、必ず二面性を持っています。
みんな、その表側しか見てなくない?

表側なんてねー、取り繕えばすぐ変えられるんですよ。
服を着替えるのと一緒で、「意識」を変えればすぐにもう。


それよりも、影やコンプレックスの部分をきちんと認識して、受け入れてこそ成長できる。
無意識の部分が9割なんですよ!
ハッピーエンドのドラマよりも、どろどろの昼ドラ見たら教訓にするじゃないですか!
「ああは成りたくないかな…」って思える。
勿論、ハッピーエンド見て「ああ成りたい!」もいいんですよ?
けどその前に、無意識に眠ってる劣等感を認めてあげないと、人と対峙すらできないのですよ。
でも見たくないんですよ!受け入れたくない自分の部分なのですから!


そういうわけで、私は全てのことに二面性があると思っています。
私は自分の行く道の正解を求めて魔術に辿り着きましたが、未だに答えなんてなかった。
そうです、外側の世界に答えがあるのではなく、内側の自分の中の、無意識の奥深くにあったのです。



魔術を知って、使って、裏側の自分と対峙し、受け入れることができて初めて外の世界を受け入れることができました。
他人は私の痛みを知らないけれど、私は解っている、誰よりも解っていて、傷つきやすい影の子なんですよ。


だから、そういう自分の裏を知るためにも魔術はどんな使い方をしたっていいと思うんです。
心を成長させながら、自分と向き合うのが魔術なんです。
もしも相手に危害を加えたり、呪いをかけたいと願っても、独り善がりでは(=裏側を理解できない)成功しません。
裏側を理解できれば、逆に呪いやろうと思わないようになるでしょう。それも自然にね。



誰にだって、はらわた煮えくり返るような出来事・人物、様々あるでしょう。
なんでムカついているかというと、自分の裏側にいる子たちが気付いてほしいのですよ。
シャドウや、コンプレックスが。


「藁人形に愛を願った人魚姫」では、主人公の人魚姫が、魚の鱗と引き換えに二本足を手に入れます。
人間を愛したので、人間と同じに成りたかった彼女は、歩く度の激痛と闘いながら自分と向き合います。
愛した人間が居なくなっても、彼女は愛を手に入れる為にまた、何かを差し出します。



魔術もこれと同じなのです。
術を行う為には、「今持っている何かを差し出す」必要があります。

それは、儀式を行う為の時間や制限のリスクは勿論ですが、精神的には今までの弱い心だったり、プライドのことです。


藁人形と人魚姫の場合は、愛を手に入れる為に命を差し出しました。
童話の人魚姫でも、愛する王子の為に海の泡となって消えてしまいますよね。
決してハッピーエンドではないのです。
しかしこの物語たちが言いたいのは「幸せに暮らしましたとさ」ではなく、教訓なのです。


命を懸けてまで愛を貫くこと、それはどういうことなのか。 果たしてそれは幸せなのか?
では、愛とは何なのか? 生きるとは何なのか?



そんなことを問いかけてくるように思えませんか?
これは答えがないけれど、私たちの心を成長させる上でも考えたいことですよね。


藁人形と人魚姫では、愛と命を両天秤にかけて、彼女はひとつの結論を出します。
そしてまたそれは、読者の皆様にどううつるのか、考えるのか、私は期待しています。


私は魔術を通して多くのものを知り、手放し、与えられました。
それは、いいものも、悪いものも、すべてです。


そもそもの原点が病気で生まれたので完治したい、から魔術がスタートしています。
この度死ぬ寸前だった癌になって、痛くて、辛くて沢山の悲しみを持ちました。
癌を克服するのと一緒に私の人間関係も変わりました。
一緒になって支えてくれた人には感動と感謝の気持ちでいっぱいです。
逆に離れていく人、誹謗中傷も多かったです。
どちらも正しい。私はそれを受け入れます。


何故なら、価値は、いのちに従って付いているから(by林檎)



そして、必要な時に、必要な分だけ、与えられるようになっているから。


それが富でも、病気でも、愛でも、呪いでも、みんな必死に、頑張っている。
自分を認めてあげられることが、相手も世界も理解することができるんだと、思うよ。


その価値は、それを与えられてきちんと経験して教訓した人にしか、解らないけれど似たような痛みを持った人は、理解することができるじゃん。


藁人形を使うか、使わないか、それは貴方次第。
だけど魔術と向き合うことは自分と向き合うことだから、私はいいことだと思う。
そうすると楽になれると思う、自分の心が。

きちんと術をやる人にとってもまた強力な術ですから、ぜひ。
写真集もどうぞ宜しく!

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