魔女蜜猫の魔術視点【愛を伝える】第ニ夜【理解を伝える】

愛と理解は同じもの
今宵は【愛を伝える】第二夜、【理解を伝える】です。
私の講演で、魔術でも生きることでも必要なについてお話しする時の内容をまとめています。
第一夜では「死」をお話したのですが、「理解」も同じくらい大事なものです。

よくある恋人たちの別れの原因として「価値観が合わない」とか、バンドマンたちの解散の原因で「音楽性の不一致」とよく言いますよね。
そこに至るまでは話し合いや喧嘩もしたことだろうと思いますが、そこまでしても相手を理解することができなかった結果です。


人間関係だけではなく、この世界の全てのものは、理解できないと一緒に居れなかったり存在出来ません。
先述の離散の件然り、もし自分が理解できないような人と一緒にいることはストレスになるからです。
また、モノや思想もそうです。
自分にとってよく理解できる信仰もあれば、まったく信じられない信仰もあるでしょう。
目に見えるもの、お金に例えましょうか、お金を生み出すシステムを理解しなければただ闇雲な努力で終わってしまいます。
この世のものは全て、理解に努めていくことが考える人間としての役割も担っています。


少し難しいカバラの話をします。
カバラとは私たちが魔術や占いを行う時に必要な基礎であり、この世の理を説く学問です。
多くの魔術師や魔女の皆さんがカバラを使っていることでしょう。
有名どころでは黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)のアレイスタークロウリーもカバラ研究に努めたひとりです。


カバラでは、最初に光がありました(ケテル)。
光はエネルギーです。どこから来たのか生まれるのか分かりませんがただ放出を続ける光です。

次にそれを流動させる力がありました(コクマー)。
どこまでもその光がのびて行けるように、流れる力です。
ケテルが点なら、コクマーは線です。

次にそれを形作る理解がありました(ビナー)。
どこまでものびて行く力に境界を作ることでエネルギーは内側に留まります。
目に見えないただの光と力だったものに、形が生まれることで物質になり、目に見えることで理解しやすくなりました。


これが、私たちの体です。
また、宇宙の星ができる時に似ています。
しかしこれは哲学的で、科学で証明したりできないような思想を含むものです。
世界の理が書かれた本当の聖書だとも言われています。

ですからこの3つの概念は、私たちの命やエネルギーが生まれるところにあって原初に近いものであるのに、私たちはこれを理解することが難しいと言われています。
特に物質界に生きる体持った身としては、です。
死んで、つまりビナーの境界線である肉体が滅びた時、中に閉じ込めていたケテルやコクマーがまた本来の活動を始める頃にきちんと理解することができるのかもしれません。

しかしこのビナーの理解とは、死と物質界と深く繋がっています。
まるで死ぬまでに多くのものを理解しなさいと言うかのように。


理解とは、別の言葉で例えるのなら、受け入れると言えます。
私は修行時代、先達から言われたことはなんでも受け入れることと教えられました。
先達とは勿論先輩も意味しますし、自然や世界や自分自身もそうです。
修行は、受け入れることから始まりました。

例えば過酷な山の環境にぽんとひとり置かれたとしたら、まずはその環境を受け入れなければ何もできないからです。
いつまでも「山ってなにそれ?こんなの嫌だ!」と言っていても仕方ないですし、それでは生きていけません。
山の中の一部として客観視しながら動くことが必要だと感じました。
不思議なのですがそうしなければ道に迷ったり、獣や虫に襲われたり、川に落ちたり、食べ物を探せないからです。
あくまでも私の感覚ですが、山を理解して山の呼吸に合わせて自分も動く方が疲れないし、良い発見ができたのです。


食べ物もそうです。
野草やきのこ、木々を理解しなければ食べられるものかどうかもわかりません。
畑で育てた野菜も、育て方を理解しなければ実りません。

学問もそうです。
数学の公式、言葉、理科も歴史も地理も、きちんと最低限は理解しないとね。
魔術も、やり方や考え方を理解しなければ成果はではいでしょう。

人間関係だってそうですよね?
社会に出れば色んな人がいますから、理解できる人、まったく理解できない人っていると思います。
でも最低限は理解が必要です。
なぜなら、山の例のように自分ひとりでは生きていけないからです。
もし自分ひとりで生きて行けると思っているのなら、それは幻想です。

食べ物をコンビニで買う時、工場でそれを作っている人やレジの人の手を介しています。
では自分で自給自足しようと野菜を育てるにしても、土や水や肥料など自然の力が必要になります。
すごく山奥に行って仙人みたいな暮らしをするとしても、最低限の税金のためにお金が必要ですが、そのお金も人が使うものなので人を介してしか生み出されません。
どうせひとりで生きていけないのなら、環境や人を理解し受け入れた方が未来に繋がります。


理解することは形を作る上でとても大事なことです。
恋人たちが愛を育む時、お互いの理解なしでは大変です。
理解することをネガティブに捉えないでほしいと思います。
理解することが愛に繋がるからです。

例えば職場の環境や上司は自分にとってお金を得るためのものなのに、ネガティブな愚痴や文句を言う人が多いです。
本当に上司は悪い人かもしれませんが、それを常に言っていても改善されません。
だって他人は変えられませんから。
被害を少しでも軽減してお金を得る、つまり自分のプラスになるように動くには、理解しなければ始まりません。
理解に努めてどうしても理解できない時、ストレスと天秤にかけて辛いのであれば環境を変化させることも手です。
しかしそれは最後の手段で、まずは理解することで自分にも相手にも愛が生まれ、エネルギーの流動法則(コクマー)でそこに何か良いことが生まれます。


他者を理解することは、同時に自分を理解することであり、後にそこには愛が生まれます。
その逆も然りで、「あなたを愛している」と言葉を発する時には「あなたを受け入れる」と同じ意味を持つことを覚えておいてください。

私が癌だと言われた頃、最初は受け入れることができませんでした。
「癌てなんてやつだ!なんで私なんだ!」となりますよね。
ところが時間と共に落ち着いて考えてみると「そんなこと言ってももうなったものは仕方ないか、治さなきゃ始まらないし」と受け入れ始めました。
受け入れてやっと治療法や将来についてきちんと考えることができ、自分自身とその価値について向き合いました。

延命することを願う傍で死についても受け入れ始めました。
もし今死んでも私がしてきたことは残るし、私の内側にあるエネルギーを天に返すだけ、ということを考えていました。
死は逆に、誰よりも自分自身が自分の命を愛している=受け入れていることに繋がりました。

ハーブ学の分野では、愛と死のハーブは表裏一体です。
愛の魔術にも使えるし、死(健康など)の魔術にも使えるというものが多いのです。
死を受け入れる時、それは死生を愛していることに繋がったのでしょう。
愛とは生きる喜びなのかもしれません。


山で生活しても生かされている喜び=愛を感じます。
宗教などで教えられたような感謝ということが形式的な概念よりももっと確信的に生まれてきます。
多くの本を読んで、女神と男神に感謝をして…引き寄せの法則では宇宙に感謝して…等、知識ある人は沢山いらっしゃると思います。
これが実際に自然の中に投げ出されて生活や修行していると、本当に毎日のように、感謝をして生きています。
山で生活しなくても、日常の中でそれはできることです。
だって皆、何かの命を戴いて生きてるじゃないですか。


他者を受け入れて初めて、自分のことも理解でき、愛することができます。
受け入れられない人もいると思います。
なんでもかんでも受け入れろというわけではありません。
ましてネガティブな方向に受け入れろということでもありません。
それを受け入れるかどうかは自分の自由です。
きっと今、受け入れることができない人が身近にいたら、それを受け入れた時、何かの形が変化するのかもしれませんね。
それが建設的な方向だと良いと思うのです。
エネルギーは果てし無く生まれて流動しているのですから。
どうせ動かすなら良い方向に誘導してくださいね。


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