煙水晶(スモーキークォーツ)の意味、歴史、能力【忍耐】

スモーキークォーツの鉱物学

鉱物学

 

水晶の一種で石英グループに属する鉱物の変種。
水晶(石英)に僅かのアルミニウムを含み、地中深くで何年も放射線を浴び続けると黒や茶色に変色すると言われているが、科学的にもまだよくわかっていない。
クラスターの状態で採れるのが普通で希少である為、一般的に市場に出回っているアクセサリーとして使用するものは熱処理や放射線照射が施されている。

 

  • 黒いものがモリオン(黒水晶)
  • 茶色いものがスモーキークォーツ(煙水晶)

 

地中に含まれる放射線とは、

 

  • ウラン(アクチノイド・U)…天然に比較的に多く存在する放射線元素。
    ウラン238だと天然存在比99,28%
  • トリウム(アクチノイド・Th)…アクチノイドの中で地殻中に最も多量に存在する。

 

等の放射性元素(元の元素が別の元素に変わる元素の事)が原因となりその黒や茶色の色彩が出る。
特にトリウム珪酸塩鉱物のトール石を含む長石を見ると、トール石が黒色なのに対し、周りの長石は赤茶色に変色する。
これはトリウムが放射能を放っているためである。
とするなら、スモーキークォーツやモリオンもそういった原理になるであろう。

 

地殻中のウランやトリウムは花崗岩やペグマタイトに濃集される。
その偏りによって近くにあるものからこういった反応を促していくが、それには途方もない年月がかかる。
よって、我々が今日手にしているスモーキークォーツやモリオンと呼ばれるものの多くは、エンハンスメントによる放射線照射した水晶が、その正体となる。

 

黒猫的考察

 

水晶や瑪瑙は化学式SiO2で表されるがそれは一般式であって、不純物が入るが故に色彩や形が違うのであるから、それぞれによって微妙に僅かずつ化学式は異なる。
今回のスモーキークォーツとは、水晶に人工的に放射線照射を施し茶色く濁らせたものになる。
(アルミニウムが含まれているかどうかはここでは問題にしない)
となれば僅かながら放射線が含まれているという解釈で構築している。

 

放射線について

 

ウランは原子力発電に利用される放射性元素である。
放射線と一言に言っても本当に色んな放射線があって種類も様々。
身近な処で言えば、カリウムK
簡単に説明すると、カリウムには同位体で3種類あり

 

  • カリウム39(93,22%)←普通のカリウム
  • カリウム41(6,77%)←普通のカリウム
  • カリウム40(0,01%)←放射能をもったカリウム

 

つまり、カリウムを100グラム持った人は、カリウム40を1ミリグラム持ってる。
体重70キロの人で換算すればカリウム量は150グラムありますよ。
私たちは普段からカリウム40によって内部被曝していて、その量は年間0,2ミリシーベルト程度。

じゃあ危険なのか?というと、そうでもなくて、

 

飲食で人体中に取り込まれるカリウム40の放射能は1日あたり約50ベクレルであるが、
通常の生活においては体内の蓄積量が平衡量まで達しているので、
人体中の余分のカリウムが排出されるのに伴って同等の量が排出される(wikiより)

 

身近にあって実は大丈夫だった、という例です。

更に言えば、放射能は放射性壊変(崩壊)が怖いのであって、その成り立ち方は、

 

  • アルファ線によるもの(アルファ壊変)
  • ベータ線によるもの(ベータ壊変)
  • ガンマ線(波長の短い電磁波)

 

これらは出しただけでは壊変しない。電磁波である。
石をエンハンスメントする際に行う放射線照射と呼ばれるものは一般的にはガンマ線(電磁波なのにややこしいが)を使用する。
又は電子や中性子の放射線を入れて結晶構造を歪ませるものを言う。

 

という事で、放射線照射してるからって危険ていうわけではない。
天然のウランやトリウムはどうかというとここでは言及しない。

 

歴史

 

放射線がよくわからなかった大昔ではスモーキークォーツやモリオンを「不思議な石」と呼んでいた。
何故黒くなるのか…他の場所の石は水晶なのに!
ということで不吉であるとか、邪悪だと言われていた。

 

魔術的能力

 

忍耐。 占星術では土星を司り、土属性。
我慢の出来ない子供ではなく、積み重ねてきた経験による忍耐をいかに発揮するか。
長期的に継続していくためのモチベーション維持。
持久力を持たせる為に、しばしばガーネットと組み合わせる。

 

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