ハーブ学基礎1熱・冷・乾・湿ガレノス理論

魔女学・ハーブの基礎知識

今宵は、私たちの体を作り上げる食事の性質をハーブ学の観点から見る話。

性質のバランスがとれている状態は未病(健康)、バランスが崩れると病気となります。

目に見えないエネルギーの理論は昔から様々なものに適用され、この話はハーブ学や四大属性理論の基礎概念となっています。

 

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ハーバリストの基礎概念

未だ医学が発達していなかった頃、食べ物で健康を保つことができる、と人々は考えていました。
対処療法よりも予防医学に力を入れていたわけですね。
怪我をした時には患部にハーブを塗り、病気になれば良いとされるハーブや食物を食べる。
未病の状態をいかに健康へ持っていくかという事を考えるハーバリストが沢山いました。

 

ハーバリストとは、イギリスで医者と同等の国家資格を持つ方々の事ですが、 昔のハーバリストは医者や魔術師、錬金術師、占星術師を兼業していた方々もいます。
ハーバリストはガレノスが構築した【熱・冷・乾・湿】の考え方に基づいています。

 

ヒポクラテスの理論

 

ガレノスはローマ帝国時代の医者で、占星学、天文学、哲学など多岐にわたって活躍していた賢人です。
ガレノスは当時「心は脳にある」と主張する位の賢人で、人体解剖学にも力を入れていたようです。

 

彼はヒポクラテスの医学を信じており、それは、 生まれ持ったもの、又は生活環境によって、人は4つの気質に分かれます。
熱・冷・乾・湿の組み合わせによって 「血液」「粘液」「黄胆汁」「黒胆汁」(←これを四体液質と言います)とし、 これらは4大元素とも深く関わっている、という考え方です。

 

血液

 

血気盛ん、血の気が多いようなタイプ。
熱があり、体は湿っている。職人肌で、好色、楽天的で勇敢。元素は空気(風)

 

粘液

 

物静かで情緒的なタイプ。
冷たく、体は湿っている。理性的で、穏やか、感情的ではない。元素は水。

 

黄胆汁

 

怒りっぽい、江戸っ子タイプ。
熱く、体は乾いている。理想家で、頑固。頭に血が上ると怖い。元素は火。

 

黒胆汁

 

天才肌、学者肌なオタクタイプ。
冷たく、体は乾いている。元気がなく、不眠、情緒不安。憂鬱質。元素は土。

 

ガレノスの理論

 

これらのいずれかが基本体液となり、この体液のバランスを保つことが (例えばどれかに偏ったり過不足が生じないようにすることが)病気にならない健康体を保つこととされ、 逆に一度バランスが崩れてしまうと病気になると考えました。

 

このヒポクラテスの理論はほかの派閥もありましたが、ひとつにまとめたのがガレノスでした。
彼は食物やハーブにもこの【熱・冷・乾・湿】があると考え、食べ物毎にそれをまとめたのです。

 

  • ガーリックや胡椒は熱・乾…体を温め、乾かす性質。
  • 夏の野菜(ナス・きゅうり等)…体を冷やし、湿らせる性質。
  • 冬の野菜(大根、ねぎ等)…体を温め、湿らせる性質。

 

など、このように分けていきました。

 

カルペパーの理論

 

その後、17世紀になって、カルペパーがガレノスの理論を受け継いで ハーブと占星術を絡めて「どんな体液質の人がどんなもの(ハーブ)を食べた方が良いか」 の理論を構築しました。

 

上記にあるように、例えば黄胆汁が強い人は、熱・乾の性質を持っているので、 さらにガーリックや胡椒(熱・乾)を摂ると偏ってしまいます。
粘液の人は、冷・湿の性質を持っているので、 夏野菜(冷・湿)が美味しいからって生で食べてると偏りますね。

 

ですから前者は(冷・湿)のハーブを食べた方がいいし、 後者は(熱・乾)のハーブを食べた方がいいとなります。
因みにカルペパー理論ではこれに占星術が加わり、例えば満月や新月に合わせてこのハーブを…と なり、これがまた的を得ていて面白いのですがこの話はまた次回。

 

全てのバランスをとることが大事

 

カルペパーに関してはアロマの分野でも偉人として取り上げられていますが、 アロマ業界で取り扱う人が少ない感じがして、寂しいですね。
この熱・冷・乾・湿の性質があるからそうなってるとか、もっと面白いですのに。

 

この性質を知っておくと何かと便利で、 食事で気をつけること、抑えたほうがいい食物なんかもわかってきます。

 

女性諸君はダイエットに励んでおりますが、ダイエットもこれを知っておくといいですよ。
結局は体液と食事のバランスが大事です。
体液にあった食事(熱を加えて調理するのか、生のほうがいいのか等)が鍵ですよ。

 

現代人は過多が多い(バランスが崩れている)

 

「私なんで痩せないんだろう」「何が悪いんだろう」って言う乙女達。紳士の皆様。
私は敢えて言おう。

 

食い過ぎなんですよ。

 

ガレノスの理論はインドのアーユルヴェーダにも受け継がれているのですが、(アーユルヴェーダとは、 【余分なものを排除して】【心と身体を楽に】【統合する】 という考え方です。)おそらく現代に生きる先進国の皆様は、食べ過ぎなのです。

 

カルペパーは言いました。

 

食べる事により体液が作られるが、過剰でも不足でもなく丁度のバランスが重要なのだ。

 

過剰な分は体に蓄えられ、それを外へ出す事にまた体液を使います。
それに使う体液分、燃えにくくなりますから、痩せにくくなります。
カルペパーの理論からいけば、ダイエットはまず毒出しから。
私もその考えに賛成、あまり多くを食べません。ところがそれがとても良く、感情も安定し、体も軽い。
今まで毒を出すために使われていた体液は、代わりに頭へ行き、仕事も順調です。

 

ハーブ学を勉強すればする程、現代の溢れかえった食を考えさせられます。
勿論それが悪いわけでは御座いません。
しかし、知っているのと知らないのとでは大差がありますよ。
ハーブは先人たちの知恵です。ぜひハーブの世界へ!

 

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