【紙に書く魔術】七夕和紙短冊や羊皮紙に神が宿る!その1

何気なく使っている紙ですが…

今宵は、七夕も近いので【紙に書く魔術】をご紹介しましょう。
これは古くから日本で行われてきた呪術です。
この記事では主に紙についてお話します。
東洋も西洋も術に共通点があってとても面白いテーマです。
ペンとインクについてはこちら。
【紙に書く魔術】七夕和紙短冊や羊皮紙×ペンとインク!その2

 

七夕短冊に願いを書く魔術

 

「和紙」は特別なもの

 
七夕の五色の短冊のように紙に願い事を書いて祈ったり、焚き上げたりする術です。
紙は何度もすいた和紙が用いられました。
「紙すき」は特別な作業だったのだと思われます。

 
その理由は「紙」という言葉から推察されます。
日本人は元々は神道を信仰しており、言霊の中に神と繋がる方法を知っていました。
祝詞などはその代表ですが、いつも使う日本語にもそれは隠されています。

 
例えば「鏡」は神棚の中央の扉の中に配置します。
扉を開けて拝む時、鏡には自分が映ります。
「か」「我」「み」となって、我は神の間に挟まれている=我は神(自然)のエネルギーを持っているという教えです。

 

氏神と日本の八百万信仰の概念

 
ところで日本では八百万の神の信仰です。
キリスト教のように唯一神ではなく、神様は自然の中の全てのものが神ですよ、という教えです。
その中の1つに、「氏神」というものがあります。

 
氏神は、様々な地域集落でそれぞれに信仰された神様の総称です。
神社や、後に神仏習合されお寺も加わりますが、それぞれ各所で祀っている神様が違うのはその名残です。
また産土の神とも言われ、人が産まれた処の神でもあります。
鈴木氏なら鈴木の神…という感じで、それぞれの氏(土地)に神様がいるということです。

 

信仰についてこれが本当かどうかという話ではありません。そんなの追求しようもないので。
ただ、氏神は田舎の人ほど、その土地を大切にする人ほど、信じているので逆に土地に縛られていることはあると思います。
先祖代々の土地や墓を守ることが生きている間の子孫の役目だと思っている人も多いからです。
ただ、結婚して氏神が変わることも、離婚して戻ることもありますが霊媒の経験上、離婚しても嫁ぎ先の氏のままでいることはあまりよくなかったですね。

 
その土地の神が氏ですので、その土地を守らない人が氏を持っていてもいいことないんですよ。
またその逆できちんと土地を守っている人にはかなり運要素でお返しがきます。
土地を守るというのは「長男は後継ぎ!」とかではなく、土の世話をして作物を実らせたりすればお金も実り体も健康になるということです。
平たく言えばガーデニングや家庭菜園です。お墓だけ綺麗にすりゃいいってもんじゃない。

 

思いを込めたものに神が宿る

 

何度も言いますが、氏神がいるかいないかではありません。
でも日本の八百万の神信仰は、ケルトの自然崇拝とかなり共通点があるので同じ原理だと勝手に考えています。
つまり、手をかけて育てたり思いを込めたものには神が宿るんですよ。
実際目に見えなくても思いやイメージや言葉のエネルギーが存在しますから、氏神もエネルギーだとすれば存在できるんですよね。

 

さて、話を紙に戻しまして。
「紙」という漢字は、糸の氏と書きますね。
氏というのは神を意味しますので、紙=神となります。
というか同じ「かみ」という言葉だから特別なものということで神と同じ言葉になったのかもしれません。

 

紙をすく、髪をすく

 

植物の繊維を糸のように細くして紙の原料にして、何度も紙をすいて作ります。
「すく」という言葉もまた面白いものです。
すくという行為には魔術的要素があるんですよ。
紙をすくこともそうですが、分かりやすい例では髪をすく方かしら。
(そしてこちらも、「かみ」=神ですね!)

 

現代では男性は髪は短いですが、昔は男女共に長髪でした。
髪すきは流れを整え、悪しきものを浄化する要素があると思われていました。
逆に髪結いは「願いを結ぶ」として願掛けに使用されてきました。
西洋だと女性や魔女の三つ編みは願掛けの道具になりました。
日本だと武士はちょんまげですがやはり思いのこもった願掛けだったのではと考えます。
(ちょんまげを切り捨てることは武士をやめる的な意味合いがあったようです)
 

ですので紙すきも、何度も何度もすくことで、悪しきものを浄化するという意味合いがあります。
勿論、そうして出来上がった和紙も同じ意味です。
そうした意味合いから神社では人型にした身代わりの和紙で身体をこすって川に流し身を清める呪法が今でも残っています。

 

紙を折る、こよりを作る

 

因みに和紙で、願いを込めて折ったり、こよりを作ったりすれば願掛けとして成り立ちます。
千羽鶴などは良い例でしょう。
千羽折りあげる頃には思いがこもっています、良い思いだと良いのですが。
というのも、これは良い思いにも、悪い思いにもどちらにも作用します。

魔術に良い使い方(白魔術)と悪い使い方(黒魔術)があるのと同じです。
なので紙を粗末に扱ってはいけないと、昔から教わってきました。
それは紙には元々の神(自然)のエネルギーがあるからです。

 

魔術的な和紙の歴史

 

多くの和紙を使った魔術は、美濃和紙か越前和紙(無地)を使用しているようです(蜜猫調べ)。
戦乱多い地では下剋上や貧困が激しく、紙すき手の思いも籠ったのでしょうか…
都心部に近い程、呪術が乱用されていたのでしょうか…
今よりも神や自然を信じていた昔人はおまじないから秘術まで色々やったんじゃないだろうか…
と考察できるわけです。

 

西洋の紙「羊皮紙」

 

ところで西洋の紙はというと、魔術で多く使われたのは羊皮紙でした。
羊の皮だけではなく、ヤギや牛などの様々な動物の皮を乾燥させたものを書き物として使用しています。

これは肉食文化ということもありますが、魔術では羊、ヤギ、牛などは特に神聖視された動物という点も興味深いのです。
彼らは大地の属性を持ち、人間に乳、肉などの食糧を与えてくれる他、草食動物の食物連鎖で大地に実りを与えてくれる動物です。
特に角を持った動物は有角神として崇拝されています。
そんな彼らの皮には神のエネルギーが宿っているのでしばしば魔術に使用されたのです。

 

魔術において「書く」ことが重要

 

さて、そんな紙。
その道具に特別な意味を持っているということは、書くこと自体がとても大きな意味をもたらすはずです。
実際、願いを叶えるためにはイメージだけではなく書くことが重要だと、脳科学の観点からも言えることです。
歴史的にも、言葉伝えだった民衆のあれこれを書物で保存することは重要な進歩だと思います。

 

しかし今や電子化が進み、ある意味、現実よりも電脳世界優位な世の中です。
私も執筆と言ってパソコンに向かい、実際の紙に書くということは昔よりも少なくなったように感じます。
だからこそ、魔術では、願いを叶える本気の時だけでも、紙に向かうことは良いのです!

 

魔術には特別な紙を使う

 

いつもあまり使わないものを使用すると非日常的だと脳が認識するので願いを叶えるには効果的です。
そのため、紙といえど普段使わないであろう、和紙や羊皮紙を使うことを推奨しています。
または逆に自分が好きで愛用しているような紙で、思いを込められるようなものなど!
ただ気持ちをこめて書くだけでいいんです。
手紙のように相手に見せるわけでもありません。
素直な気持ちを書くだけでいいんです。
 

それだけで魔術なの?
と、思うじゃないですか。
でもこれは古くから使われています、あなどることなかれ!
それこそ、お札(霊力を持ったであろうただの紙です)や、七夕の五色の短冊(思いを込めて書いたただの紙です)だってそうですよ!
この思いを込めたら霊力エネルギーが宿るという点が魔術足り得るのです!
 

ぜひ七夕の機会に短冊書いてみてくださいね!
そしてぜひ、いつもの願掛けにプラスして、願いを紙に書いてみてください!
キャンドルマジックをやりながら、願掛けの儀式の最中に、でも大丈夫です!
無心になって書いて書いて、あとはそれを仕舞っておいて、きっと叶った頃に出てきます。
羊皮紙、和紙もそんな意味合いで魔術にご使用くださいね!
 

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