
今宵は福井県勝山市にある恐竜博物館に魔女蜜猫が探訪。
日本でも古生物学の骨が多く発見される福井県の地層には鉱物も沢山眠ってる!
そんなロマン溢れる恐竜博物館、面白いのでぜひ訪れてくださいね!
福井県の恐竜博物館といえば
日本では一番大きな恐竜の博物館です。
いやいや、日本で一番というか、世界で見ても大きな恐竜博物館です。
そのひとつはカナダ、ひとつは中国にあり、日本の福井県立恐竜博物館を合わせて世界三大恐竜博物館として知られています。
しかしなぜ東京を差し置いて福井県勝山市が一番なのでしょう。
それは勝山市が恐竜をはじめとする生物の化石発掘現場となっているからです。
博物館に程近い勝山市北谷町の手取層群北谷層(英語版)(下部白亜系)からは、恐竜のほか、ワニ、カメ、魚類、淡水生貝類、陸生植物などの化石が産出している。
この化石発掘現場は、2014年7月から野外恐竜博物館の一部として、見学することができる。
2009年10月に、勝山市全域が恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークとして日本ジオパークに認定された。
2017年2月には、勝山で発見された5種の新種の恐竜の化石標本とその発掘現場が「学術上重要な標本とその産地として貴重である」と認められ、「勝山恐竜化石群及び産地」として国の天然記念物(地質・鉱物)に指定された。(Wikipediaより)
恐竜がいっぱい!
エントランスからエスカレーターを下って地下1階から上へ見て回るコースです。
入り口には可愛い恐竜の博士もいたり、音声ガイドが間島 淳司さんだったり(以前は椎名へきるさん等変わるようなので現在は違うかもしれません)、目にも耳にも優しく面白い!
館内はとにかく恐竜が沢山です!
恐竜の骨、または恐竜の模型やジオラマまであり、古生物がいた時代を再現しています。
なんと全身骨格だけでも44体あるという…福井県で発掘された5種のうち復元されたフクイサウルス、フクイラプトル、フクイベナートルの全身骨格もあります!
しかも展示物のひとつひとつに音声ガイドがあるので1日中いたいところ…!
こんな公式動画もありましたので張り付けておきますね。
この動画だけでも面白さが伝わるでしょう…!
私はやりませんでしたが野外では発掘体験もあり人気のようでした。
また館内では発掘した化石をクリーニングしているところを見学できたり、研究施設があったりと福井県の力の入れ具合が伝わってきます。
地質・鉱物学も学べる!
また何と言っても鉱物の展示ブースは、どこへ行っても私の心を惹きつけますね。
展示には福井県で採れたものは少なかったものの、生界最大のアマゾナイトやその他おおぶりの鉱物が展示されており迫力満点。
数もそれほど多くはありませんが存在感のある子たちばかりでした!
地質的に見れば福井県は熱水、熱水スカルンが多いので、クリソコラやカルサイト、ガーネットが採れると聞きました。(実際探したことはありません)
でも実際は化石の方が多く見つかっているというのだから驚きです。
日本は鉱物は水晶か金あたりが有名だと思っていましたが、実際フィールドワークを続けるとこうした出会いがあるのも良いですね。
展示品は海外のものばかりですが、やっぱり鉱物は海外か…と納得もできますし。
恐竜博物館まとめ
そういえば福井県勝山市の断層が素晴らしいということでブラタモリさんも訪れていたとか(また行き先かぶった!)。
断層あるところに歴史と鉱物と化石あり!
これは素晴らしきロマンです。
こうして何万年もかけて形成された石や眠った化石は、私たちがはかり知ることのできない途方もない程の経緯を経て母なる大地に静かに暮らしているのです。
私はこうして博物館を巡るたびに思うのです。
ああ、自然も、歴史も、宇宙も、それらから見れば私の人生や感情なんてちっぽけなものだと。
そして人間、いえ、生き物全て、自然の成すがままに生きるのだと。逆らえないのだと。
いつの日か新人類が現れたら、私たちのお墓もあばかれるのでしょうか。今のピラミッドや古墳のように。
そうだとしてもきっとそれが自然の在り方なのですね。
皆さんもぜひ自分の目で見て確かめて、感じてみてください。
博物館でも山中でも、それは何かしらの気付きがあるはずです。