金属を金に、ワインを水に変える
金属を金に、ワインを水に変える錬金術の悪魔・ハーゲンティ…。
ここではソロモンの小鍵「ゲーティア」に記される72柱の悪魔「ハーゲンティ」の能力や意味をまとめていきます。
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72柱ハーゲンティの身分階層
地獄の悪霊からなる33の軍勢を率いる統領。
72柱ハーゲンティの見た目
ハーゲンティは最初は、グリフォンの翼を持つ、大きな雄牛の姿で現れます。
召喚者が望めば人間の姿に形を変えます。
72柱ハーゲンティの能力
人間を賢くし、様々な物事を教えます。
すべての金属を金に変換します。
そして、ワインを水に、水をワインに変えます。
…すべての金属を金に変える、ワインを水に変える等は、実際の物質が変化することではありません。
錬金術の考え方でAをBに変える時に、何かを加えたり引いたり、努力したり環境を変えたりすることで、全く別のものができるという意味です。
「金属を金に」は価値のないものを価値あるものに、という意。
「ワイン」はキリストの血であり愛を意味します。よって「ワインを水に」とは、愛を普通の感情に、その逆もまた然りという意。
すなわち、ハーゲンティは錬金術を使って、モノや心に変化を与えることを得意とする悪魔ですね。
72柱ハーゲンティに似た神・悪魔
ありません。
72柱ハーゲンティを召喚してみた
私がハーゲンティを召喚した時、彼は大きな鳥のようでした。
私には大きなフクロウに見え、それは水星の力なのか、それともフクロウの象徴なのか、賢い悪魔に見えました。
私はハーゲンティにある物事の変化(自分の状況の変化)を望みましたが、彼は言いました。
「努力なくしてその願いは完全な錬金を成さない」と。
つまりこの悪魔は、私にもっと賢くなれと望みました。
召喚した全ての人がそうだとは分かりませんし、これはあくまでも私の体験というだけですが。
私が思うに、錬金術は等価交換なので、本当にそれをほしいと望む時、代わりに何を差し出すのか?と問われるのかもしれません。
もちろん私は願いを叶えるために必死で、崖っぷちだったので、その努力を惜しみなくやりました。
本を読んだり勉強したり資格をとったり。
一朝一夕ではないので、結局状況が叶ったのは何年も先でしたが。
私が努力していることを周囲の人は応援してくれたので、環境自体は良くなっていました。
もし皆さんもハーゲンティを召喚する際には、等価交換であることを留意した方がいいかもしれません。
72柱ハーゲンティの対照表
- 守護惑星…水星
- 対応金属…水銀
- 身分階層…統領
- 属性…水
- 対応星座…蟹座(第3デーク)
- 777の書…18