ビル街の真ん中にある土地神様!
大阪 摂津国 一宮 坐摩神社(いかすり)にご挨拶に詣りました。
大阪市中央区…街中の真ん中にありスーツ姿でご参拝する方もおり地域に親しまれている神社にあたたかい気持ちになりました。
白鷺のちょうちんがかっこよかった。奥に陶器神社もあり庭も綺麗。
index
坐摩神社の御祭神
- 生井神 (いくいのかみ)
- 福井神(さくいのかみ)
- 綱長井神(つながいのかみ)
- 阿須波神(あすはのかみ)
- 波比岐神(はひきのかみ)
この5柱の御祭神を総称して坐摩神(いかすりのかみ)といいます。
土地又は居住地を守り給う意味の居所知(いかしり)が転じた名称といわれています。(諸説あり)
坐摩神社の御神徳
- 住居守護
- 旅行安全
- 安産守護
昔から居住を守る神だとされています。
また流水や井戸、かまどの神でもあり、家事全般の信仰があります。
安産については、神功皇后が応神天皇が祈願されました。
旅行安全については、万葉集に防人の歌が載っています。
坐摩神社の御由緒
神功皇后が朝鮮から帰還した時に祀られたのが始まりとされています。(諸説あり)
平安時代に摂津国の唯一の大社となり、産土神(うぶすなのかみ)となります。
(産土神とはその土地の神様。鎮守神ともいいます)
また朱雀天皇の時代に雨乞いの祈祷を行いました。
豊臣秀吉の時代に大阪城築城にあたり現在の土地に移動しました。
昭和の戦火でご社殿は消失され、現在は鉄筋コンクリートで戦前の姿で残されました。
坐摩神社の御神紋
- 白鷺(しらさぎ)
神功皇后がお告げにより白鷺の多く集まる場所に坐摩神社を建てました。
坐摩神社の境内
手水舎
変わった手水舎です。
フォルムは灯篭の形をしていますし、なんとお水が自動ででます。
近代的だなぁ!
拝殿
鳥居からまっすぐ参道を進み、白鷺のちょうちんが立派な拝殿にてご挨拶させて頂きました。
ご挨拶は例によって「○○から来ました、○○です」という自己紹介です。
(社殿のアップ写真は撮りませんのでご了承ください。)
この地域の守り神的存在である坐摩神社。
「ざまさん」という愛称もあるようで、スーツ姿のビジネスマンや老若男女が代わる代わるご参拝にいらしてました。
それを見て地域の人に愛されているあたたかい神様だなぁとしみじみ思いました。
場所的には大阪のビル群のど真ん中にありますので、自然のスピリットなどいるのかな?と思いましたが、ここは人のぬくもりを感じます。
大阪の人って優しいなって。
あと上方落語寄席発祥の地でもあるそうです。
境内
陶器神社の方へ続く境内のお庭道。
ほどよく管理され、自然のままにあるお庭がとっても素敵でした!
緑がたくさん、虫もいますし、鉢には水が溜まっています。とてもいいですね!
この灯篭も陶器なのでしょうか、おしゃれなデザイン。
陶器神社とお稲荷さん
坐摩神社の裏手側には「火防 陶器神社(ひぶせ とうきじんじゃ)」とお稲荷さんがあります。
明治に建てられたそうですが起源としては江戸時代。
火災の厄災を防ぐ愛宕山将軍地蔵を祀ったところ多くの人が参拝に訪れ信仰を集めたそうです。
特に陶器を売る商人からの信仰が厚く、陶器の人形が奉納されるようになりました。
現在、7月21日~23日にせともの祭(ひび割れた陶器に感謝をこめてお祓いする)が開かれています。
現在では火除けの神様として信仰を集めています。
御祭神:大陶祇神(おおすえつちのかみ)、迦具突智神(かぐつちのかみ)
御朱印は「火防」「陶器」「神社」と朱印されていますね。
これは鳩?とひょうたんも朱印されています。
右三つ巴は御神紋のようですね。
坐摩神社の御朱印
御朱印、墨字で書かれたところに目が行きがちですが、朱印の部分がだいじです。
右上から「坐摩」「神社」と旧字で書かれていますね。かっこいいね。
白鷺の御神紋の朱印も素敵。
※この写真は実際に蜜猫が本神社までご挨拶に行って戴いたという証という意味で掲載しております。この記事は実体験を元に書いております。
坐摩神社の場所
坐摩神社の駐車場・参拝法
駐車場は神社に併設されている場所があります。
無料で、鳥居に向かって左側にあります。曲がって奥の敷地内なので少しわかりづらいかもしれません。
鳥居はくぐりません。向かいのビルに地下パーキングがあります。
あわせてこちらの記事をどうぞ