鏡の神様と森の静けさ!
和歌山 紀伊国 一宮 日前神宮(ひのくま)・國懸神宮(くにかかす)にご挨拶に詣りました。
和歌山市街にあるのに境内は森のよう。
灯籠が太陽と月を表しているのでしょうか。それとも御神体の鏡なのでしょうか。すてき。居心地いい…
index
日前神宮・國懸神宮の御祭神
- 日前大神(ひのくまのおおかみ)日像鏡(ひがたのかがみ)がご神体
- 國懸大神(くにかかすのおおかみ)日矛鏡(ひぼこのかがみ)がご神体
相殿
日前神宮
- 思兼命(おもいかねのみこと)…知恵の神様
- 石凝姥命(いしこりどめのみこと)…八咫鏡を作った神様
國懸神宮
- 玉祖命(たまのやのみこと)…八尺瓊勾玉を作った神様
- 明立天御影命(あけたつあめのみかげのみこと)…製鉄・鍛冶の神様
- 鈿女命(うづめのみこと)…芸能の女神
日前神宮・國懸神宮の御神徳
- 良縁
- 結婚
- 家内安全
日前神宮・國懸神宮の御由緒
日本の三種の神器である、伊勢神宮にある八咫鏡と同等である、日像鏡と日矛鏡が御神体です。
八咫鏡は天照大神であることから、この二つの鏡はとても重要な鏡です。
神武天皇2年、天道根命(あめのみちねのみこと)が、八咫鏡に先立って鋳造された鏡である日像鏡・日矛鏡を賜り、日像鏡を日前宮の、日矛鏡を國懸宮の神体としました。
日前神宮・國懸神宮の御神紋
- 束ね熨斗(たばねのし)
日前神宮・國懸神宮の境内
拝殿
こちらの神宮は左右対称の形を成しており、広い敷地は市街地にも関わらず静かな森のようです。
手水舎で清めてから奥へ進むと、すぐにその森の気配を感じることができます。
参道は広いのですが木々が屋根をかけるように迫り、鬱蒼とした雰囲気があります。
そのせいか体感温度も涼しく感じ、心地よい境内です。
まずは向かって左側に進み、日前神宮からご挨拶します。
例によって「○○から来た○○です」と自己紹介します。
人ではない、鏡の神様、つまり人工物の神様にどうやってお話しようか戸惑いながらもきちんとご挨拶しようと。
拝殿にはお神酒などのお供え物が沢山積まれており、拝殿の奥は見ることができません。
当然ですが扉はしっかりと閉まっておりますので、私たちは扉(つまり玄関)の前でご挨拶したことになります。
(その拝殿ですが神様の御前ゆえ写真は控えさせて頂きます)
その扉のなんとも厳重なこと。
次に國懸神宮にも同じようにご挨拶致しましたが、雰囲気もとっても似ております。
このふたつの鏡の御神体は、相当な魔力(偉大であるという意味で)を秘めていることは分かりました…!
だって本当に厳重で、クールな感じがしましたもん。
森は、ナチュラルでとってもいいんだけど…
あ、魔力チャージは自然の中が一番いいのかな?
灯篭
このような石灯篭が参道に点々と立っているのです。
この時は午前中、朝一番にご挨拶に伺っているのですが、参道がちょっと暗めですよね。
石灯篭の灯りが神秘的です。
灯篭の模様がマルと三日月だったので、これは太陽と月のモチーフなのかな?
天照大神と繋がりがある神社だものなー。と思っていたのですが、このモチーフの灯篭は色んな場所で見ることができます。
日本人が太陽と月に特別な思いを持っていたことが分かりますね。
境内の木々
本当に境内の森感が素敵だなあと思いながら空を見上げると、こんな木が。
木の幹から草(葉)が生えるというのはこちら(山形)では見かけませんので、関西に来たって感じがするのです。
暖かくて湿度も高くて栄養豊富な土壌なのかな。
それにしてもこの子はもっさり生えてるな~。
日前神宮・國懸神宮の御朱印
御朱印、墨字で書かれたところに目が行きがちですが、朱印の部分がだいじです。
右から「日前神宮」「國懸神宮」と旧字で書かれていますね。
周囲の模様はまるで鏡かしら。ツタ模様も素敵。
※この写真は実際に蜜猫が本神社までご挨拶に行って戴いたという証という意味で掲載しております。この記事は実体験を元に書いております。
日前神宮・國懸神宮の場所
日前神宮・國懸神宮の駐車場・参拝法
駐車場は神社に併設されている場所があります。
参拝者車両は駐車無料です。東門に係員がいます。 西門と太鼓橋は車両進入禁止です。
入口から向かって左に日前神宮、右に國懸神宮があります。
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