危険を直感的に察知する
危険が起こる前に察知し、できる限りそれを回避しようとする石、曹灰長石(ラブラドライト)…。
ここでは魔術的な鉱物のパワーを取り入れた魔術儀式を行ったり、ワンドやモジョバッグなどウィッチクラフトをする人のための「ラブラドライト」の意味をまとめていきます。
※パワーストーンの意味とは違いあくまでも「魔術的能力」を特記します。

ラブラドライトの鉱物学
ケイ酸塩鉱物で、テクトケイ酸塩鉱物の長石グループの、斜長石の一種。
和名は曹灰長石(そうかいちょうせき)と読みます。
同じ長石グループのムーンストーンやペリステライトと似ており、間違って販売されるケースもあります。
これは、層状組織の違いによって石の成分と呼び名が変化するので、注意が必要です。
ラブラドライトの見分け方としては、虹色に光が反射する「ラブラドレッセンス(イリデッセンスによる)」が特徴です。
青色に光が反射するものはムーンストーンとなります。
よって「レインボームーンストーン」と呼ばれるものは、ホワイトラブラドライトです。
色は灰色~黒色のものが有名ですが、白色のラブラドライトもあります。
塩基性火成岩(斑れい岩や玄武岩など)から産出されることが多い鉱物です。
モース硬度6
組成式は(Ca[Al2Si2O8])50~70+ (Na[AISi3O8])50~30
結晶系は三斜晶系
へき開は一方向に完全
カナダ、マダガスカル、フィンランド等で産出します。
ラブラドライトの歴史
カナダのラブラドル沿岸セントポール島で発見されたのが1770年。
塩基性火成岩中に多く含まれるので流通量は多く、美しいラブラドレッセンスは人気になりました。
ヒーラーたちがラブラドライトにまつわるスピリチュアル性を説き、近年ではますます人気を博しています。
まあその、スピリチュアル性を付け加えてよく売れるようにしたのだと、私は思いますが…
ラブラドライトの魔術的能力
魔女に古くから伝わるラブラドライトは、危険をいち早く察知し、直感的にできる限りそれを回避する鉱物です。
この順序を決して間違えてはいけません!
つまり、危険察知をするにはもともと直感や霊感に優れた人が持たなければ、ラブラドライトの能力を扱いきれません。
なぜなら、ラブラドライトは「直感に従って訴える」からです。
誰でもかれでも「脳に直接流れ込んでくるぜ…」てなことにはならないのです。
市場におけるパワーストーンの意味的解釈では、どうやら順序が逆になっているようです。
「ラブラドライトを持つから霊感が冴える」といった具合。
霊感がない人(というと語弊がありそうなので、スピリチュアル的な解釈ではなくこうしましょう、「鈍感な人」)がラブラドライトを使った場合、
「鈍感がゆえにその危険には気付かない」換言して「直感的にその危険には気付かない」ということです。
気付かないほうが幸せなこともあります。
またラブラドライトを持っていてもその声をキャッチできないだけで、持ち主に悪影響はありません。
問題は、霊感がある人、敏感な人、感受性が強い人、霊媒体質の人です。
霊感があり訓練してそれをコントロールできるレベルの達人であればまったく問題ありません。
達人でなくとも、日々セルフコントロールがうまくできている、あるいはたまに落ち込むことはあっても通常は問題ない精神の持ち主は問題ありません。
しかし、そうした直感力や感性に優れる人物は、初めのうちは(自己訓練しなければ)紙のように脆いのです。(私もそうでした)
ですので精神的につらいときはラブラドライトを使うのをやめたほうがいいかもしれません。
不安でいっぱいの時に「これもあれも危険だよ!」と善意で教えてくれても、それが鬱陶しい時があるでしょう。
またはさらに不安になるかもしれません。
いずれにしろ魔術や占いは、セルフコントロールができ、肉体も精神も安定した状態で行うべきです。
ラブラドライトに限らず、すべての鉱物は「善意」ですが、私たちが受け取る体制を整えなければ「善意」ととれないかもしれません。
持ち主・術者は体調管理に気を付けましょう!
…ちなみに、鈍感な人は危険「察知」はできないので、おとなしく防御力を上げるようにカスタマイズしています。
つまりアイディア力を上げるのではなく耐久力を上げる、という。
防御力向上する鉱物については人によって様々ありますがオニキスあたりはオールマイティーでしょう。
ラブラドライトを使った商品
西洋占星術の結果によっては、ラブラドライトが含まれない場合もございます。
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