今宵はマジカルオイルスプレーの話。
何やらマジカルオイルが人気のようで、マジカルオイルスプレーを自作して販売している方々もちらほらといらっしゃるようです。
当店でも作り方のレシピを掲載していたので、お気軽に作れるし寧ろ作ってほしい(ウィッチクラフトを広めたい)かったのですが、注意喚起をします。
ウィッチクラフトとは
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自分で自分の願いを込めて、魔術具や材料を作ることをウィッチクラフトといいます。
マジカルオイルスプレーは、材料はドラッグストアに行けばすぐに手に入ります。
またレシピもアロマセラピーのスプレーを作る作り方と同じです。
誰でも簡単に作れるので、黒猫魔術店ではレシピを公開して(というか隠しておく意味がないと思い)おりました。
しかし、これを悪用する人がおりましたので、現在、レシピの配分は削除しました。
マジカルオイルスプレーは化粧品・香水じゃない
昨今ではどなたでも簡単にネット販売ができる時代です。
しかし気を付けてほしいのが、魔術では特に薬事法を厳守しなければいけません。
むしろ、法律を知らないでネット販売するような人はそんなことするなよ!と言いたいわけですね。
香水は化粧品に含まれ、化粧品は薬事法の定める許可があるところでないと販売できません。
また自作するにはきちんと工場を作り国に申請して、許可をいただく必要があります。
なぜなら、化粧品は【肌につける】ものだからです。
薬事法の許可なく販売ジャンルを化粧品・香水に設定するのは違法です。
マジカルオイルスプレーはどうやって使うの?
そもそも、アンナリヴァのマジカルオイルも肌につけるにはあまり宜しくない成分も入っています。
黒猫魔術店ではきちんと、【肌につけないでください】と明記しております。
またマジカルオイルスプレーも【肌につけない空間浄化用】と明記しております。
最近ではアンナリヴァのマジカルオイルは入手困難ですが、私たちはその中身のハーブを知っているので作ろうと思えば作ることができます。
しかし、薬事法も知らないで販売するような人はきっと魔術用ハーブの知識云々なんてご存知ないですよね?
石市場もそんなことがあったな…
そういえば、パワーストーンの市場もひどいものでした。
販売業者が石の云々を知らないで、卸元からの情報を鵜呑みにしてそのまま販売するということが長年ありました。
それによって、本当はまったく違う石なのにさも本物かのように売られていた石たち…。
工場で加工してキラキラが付け加えられた、天然じゃないのに天然石って言われる石たち…。
それと同じようなことが今、起こっています。
きちんと使って貰えないマジカルオイルたち
願いが叶わない、とか、マジカルオイル使ったけど微妙だった、とか、ブームになると色々言われます。
私は、そんな人たちは可哀想だなと思います。
きちんとした使い方を知っていれば叶ったかもしれない。
きちんとした業者から買ったものならば、それを教えてくれたかもしれない。
マジカルオイルって、単に願いを叶える魔法のオイルなんかじゃないのですよ。
魔術用なんです。それは。
古の魔女の知識と、古人がずっと研究し、魔術を行い、願いを叶えてきた【魔術用品】なんですよ。
叶ってくれないかなー、という軽い気持ちで使うものでもないし、販売できるものでもありません。
これを扱うなら質問されたらきちんと答えられる位の知識を身に着けるため、カバラやハーブ学、占星術をマスターしてほしいです。
インセンスマスターしか扱えなかった
古い魔女の言い伝えでは、マジカルオイル、インセンスの調合はインセンスマスターしか行えないものでした。
当店でも、魔術具のプログラミング(浄化聖別メンテナンス)はインセンスマスターが細心の注意を払って行っています。
なぜなら、オイルの成分・ハーブ・占星術を駆使して相対しないように組み合わせているからです。
黒猫魔術店ではこれをマニュアル化してブログにて公開しています。
公開した方が、社会貢献になると思っておりました。
悪用する人がいるなんて、世の中もうだめですね。
必要なぶんのものがくる
黒猫魔術店では、パクリを規制するつもりもないし、ウェブ上にあげた時点でその可能性はあると考えています。
私が危惧するのは、上記のような理由から、本来の魔術と違った形で伝播しないかということです。
これからの時代、情報もものも、溢れかえる世になります。
その中で最善を調べ、選ぶのは、皆さん個人個人です。
私は、「必要なところには必要なぶんのものが来る」と考えています。
叶ったらいいや、と思う人には、それなりのものが与えられます。
本気で願う人には、本気のものが与えられます。
きちんとした形で魔術が今後も残り、それをきちんと伝えられる人に継承されればと願っています。