2色は陰陽を表す!
今宵はバイカラーキャンドルマジック(2色・または2層になっているキャンドル)の意味と黒猫的考察です。
キャンドルマジックは使うキャンドル・形状・カラー・マジカルオイルによって多種多様の魔術儀式が行えます。
願い・目的に合ったキャンドルを選び最適なキャンドルマジックをやりましょう!
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キャンドルマジックの色は重要!
西洋のキャンドルマジックでは、願いによってどの色を選ぶかということが重要視されます。
キャンドルの色の意味はこちらの通りです。
- 赤…恋愛や愛情、セックス、勝利の願いに
- ピンク…魅力や出会い、女性らしさ、友情の願いに
- 緑…金運、お金の獲得、富の願いに
- 青…平和や癒しの願いに
- 白…健康・治療・病気に関する事、平和の願いに
- 灰色…黒と白の間。中立な願いに
- 黒…コントロール、呪い、攻撃、邪悪を跳ね返す、防御の願いに
- 茶…裁判や自然の願いに
- オレンジ…新しい物事へのチャレンジ・創造の願いに
- 黄色…自己主張、カリスマや人気獲得の願いに
- 紫…力を得て名誉を獲得する願いに
このように細かく分かれていますよね。
しかし、冒頭の画像のようなスターチャイルド社の星座キャンドルは上下で色が切り替わるバイカラーになっています。
願いのカラーを選ぶことが願掛けの一歩のはずなのに、なぜバイカラーなのでしょうか?
バイカラー(2色)は陰陽を表す
実はバイカラーキャンドルは、陰陽を表しています。
オーソドックスな例でいけば白が上になったキャンドル(陽)と黒が下になったキャンドル(陰)でしょうか。
これらはキャンドルマジックの儀式中に「良きを引き出し悪きを浄化する」イメージを行います。
世界の原理では陰陽は光と闇のように「どちらが悪いというわけではなくふたつ同時に存在するもの」なので、なくすのではなくバランスをうまく保つことが大事です。
例えば自分の良い面も悪い面も理解し、受け入れるように。
今回の星座キャンドルも各星座の良い面・悪い面(メリット・デメリット)を表しているそうです。
陰陽を設定する
スターチャイルド社の星座キャンドルは星座をモチーフにしたカラーリングですが、他にもバイカラーキャンドルはあります。
また意味を込めて自分で作ることもできますよね。
そんな時にどういう意味をもって作ったり、使用すれば良いのでしょうか?
例えばキャンドルをマジカルオイルで聖別する時は下から上へ聖別します。
これは地のエネルギーをキャンドル本体が吸収し、先端の炎によって熱と空気になり、それがまた冷やされ水になり大地に落ちる…といった四大属性の循環すなわち自然の摂理を表します。
逆に聖別を上から下に行えば、自然の摂理と逆の循環が生まれますので、呪いなどに使用されるわけです。
これは右回り・左回りの性質と同じですね。
つまるところ、自然の摂理を取り入れるならば陰陽を作るのであれば上が陽で下が陰となるわけです。
四つん這いの頃の人間をイメージしてください。
陽の当たる背中側が表であり陽、陽の当たらない腹側が裏であり陰です。これと同じです。
キャンドルを作る時、または色を選ぶ時は、願いの中で何が陰陽なのかを設定するとよりよいキャンドルマジックができるでしょう。
よく使われるバイカラー
白と黒
どのような願いでも総じてこの2色でできます。
例を記しておきます。
- 仲違いの解消(白が仲良くなる、黒が問題・原因をなくす)
- 良いものを取り込む(白が良い兆し、黒が問題除去)
イメージとしては、部屋がゴミでいっぱいのところ断捨離をしたら空きスペースが生まれ、新しいことをする心の余裕が生まれる…。
つまり「古きものは捨て、新しきを取り入れる」そんな感じです。
赤と黒
ラブマジックの場合は、赤と黒のキャンドルを用いる場合が多いです。
またリバーシ(逆転)の魔術でも赤と黒は使用されます。
赤は恋の気持ちを盛り上げること、黒は相手の恋の気持ちが冷めることを表します。
一般的に、別れたいカップルや、活力を逆転させたい時によく使われます。
しかしどちらも「他を害することなかれ」の魔女の教えに反するので、自分が陽のポジションの時に使うことはおすすめしません。
自分が陰のポジションで、例えば「恋愛したい、愛情高めたい」などと思う時に使用することは良いでしょう。
また「もっと活力が欲しい!」として逆転の魔術をやる場合もあります。
色違い2本のキャンドルでもできる
ところでこのバイカラーのキャンドルができる前は、2本のキャンドルを使って行いました。
例えば陰陽を表す白と黒のキャンドルを設置するとします。
この2本に火を灯し、中央の空間で混ざり合い灰色になるようなイメージをします。
またはイメージしやすくするために、実際に白と黒のキャンドルの間に灰色のキャンドルを設置しても良いです。
例えば、黒猫魔術店で販売しているキャンドルマジックキットでも3色のキャンドルを使用しています。
- 新月(赤…愛、白…中間色の代わり、緑…富)増幅させたいので新月~満月の期間で儀式をします。
- 満月(青…陰、白…中間色の代わり、オレンジ…陽)浄化したいので満月の日に儀式をします。
- 闇月(両脇に黒…なくしたいこと、中央に白…昇華する)減退させたいので満月~新月の期間で儀式をします。
このように意味合いを考えながら2本または3本でキャンドルマジックを行うことができます。
バイカラーはイメージしやすい!
ひとつのキャンドルでキャンドルマジックを行うことはもちろん良いのですが、このようにバイカラーや2~3本のキャンドルで行うとよりイメージがしやすくなります。
カラーの情報があった方が、視覚的にもイメージしやすいからです。
そしてひとつのキャンドルの時よりもより幻想的な雰囲気になり、非日常(魔術儀式では非日常であることが良いとされます)になれます。
どちらの方法でもよりイメージしやすい方でキャンドルマジックをやってみてください。