結界を作る塩の正しい使い方?
今宵は塩を使った結界魔術…ウィッチソルトの使い方説明書です。
天然海塩、ハーブや鉱物、マジカルオイルなどが入っているウィッチソルトは、その種類によって防御(魔除け)や恋愛、金運の魔術などに使用されます。
ご購入・ご使用はご一読になってから自己責任でお願い申し上げます。
また、読まずに術を行っても意味は御座いません。
きちんと理解して使用することが大事ですよ!
ウィッチボトルとは
ウィッチボトルとは歴史から言うと、ケルトや魔女術に伝わる民間伝承のウィッチクラフトです。
民間伝承と言って鼻で笑うことなかれ。
昔の人の伝承というものは実はとても素晴らしい叡智なのですよ!
昔々、人々の健康維持も、死にまつわることも、恋愛事も、どんな時でもハーブが使われておりました。
ハーブの知識に詳しい者を「ハーブ魔女」と呼んだくらいです。
そしてそのハーブの知識は、目に見えないもの(気持ちや感情、病魔や厄災の魔)を引き寄せたり祓ったりするためにも使われました。
ウィッチソルトとは
ウィッチボトルにハーブや鉱物などを入れる際、天然海塩を一緒に封じ込めたものです。
一緒に入れるハーブや鉱物によって、そのソルトの使い方が異なります。(後述します)
そもそも塩の使い方、日本人の皆さんの認識は合っていますでしょうか?
玄関などそこかしこに盛り塩しても無駄です。むしろ意味を解って使わないと危険です。
今一度、塩の魔術的能力を考えてみましょう。
盛り塩は商売繁盛
昔々、中国の方で貴族が旅をする際に牛を使っていましたが、ホテルなどない時代。
牛が止まったところが今晩のお宿という決まりがありました。
貴族を一泊させるなんて民衆にとってこれほど名誉なことはありません。
沢山の謝礼金も貰えます。そこで民衆は考えました。
牛が自分の家の前で牛が止まるように、玄関先に塩を盛った皿を置いたのです。
これが商売繁盛の始まり。
盛り塩で魔除けは間違い
不浄なところに盛り塩をしている人が多くいます。
魔除けのつもりで置いているのでしょうが、塩は盛っただけでは意味がありません。(湿気はとってくれるけど)
魔除けをするなら境界線を作ること
塩を使って魔除けをしたいのならば、境界線を意識して置くことです。
盛り塩した皿を2つ用意し、A地点とB地点に配置します。
すると直線ABができますが、これが境界線の役割をします。
この境界線は空間が閉ざされるので、目に見えないものの出入りはできない、流れを遮断することができます。
西洋のやり方では盛り塩ではなく、実際に線を引くように塩をまくのが一般的です。
家を浄化してから結界する
ではこの法則で家の周囲4辺を囲えば結界ができるじゃん!はい、その通りです。
でもそうしてしまうと出入りができなくなるので循環が起きなくなります。
例えば家の中を霊道が通っていて(まず通っているかどうか見極めるべく霊視できる人がいないとダメですが)、霊道の入り口の方を結界する。これはOK。
でも出口の方を結界したら霊が溜まりますよね。
または出入口どちらも封じたらその霊を家の中に閉じ込めることになります。
つまり家に結界を作るなら家の中を浄化して、その後良いエネルギーを呼び込んで、それから結界するのが一番理想です。
塀を作る感覚でもOK
これが面倒な場合は4辺を閉じなければいいので、家の塀や垣根みたいに玄関部分と裏口部分だけ開けておけば良いのです。
鬼門と裏鬼門という概念は御存じでしょうか。丑寅の方角から悪い物がやってくると信じられています。
私はあれは中国(大陸の文化)なので日本(島国の文化)とは勝手が違うと思うので信憑性が薄いと考えていますが結構信じている日本人は多いですよね。
上記のようにお祓い(浄化)してから鬼門と裏鬼門を封じるならいいでしょうが、素人が勝手に鬼門や裏鬼門を塩などで封じたら…↑のような事態になりますよね。
浄化してから結界というのは西洋では当たり前で、毎日私もやっていることですので。
それが面倒だと思う人は最初から結界における玄関部分と裏口部分に隙間を開けておくことをお勧めします。
ウィッチソルトの使い方
これはウィッチソルトというだけあって「魔女が作る塩」です。
日本人特有の「持ってれば叶う」とか「お守りになる」というものではございません。
きちんと儀式をして使用しましょう。
必要なもの
- ウィッチソルトのボトル
- 浄化用のお香
- 聖別用の願望のマジカルオイル
- お香やキャンドルもあると便利
- 不安な方は銀の指輪を左中指へ
儀式可能な日・時間を調べる
- 物事を増幅させる魔術の場合⇒上弦の月~満月前日の期間
- 物事を減退させる魔術の場合⇒下弦の月~新月前日の期間
更にこの時間帯にボイドタイムが重なっていないかを調べます。
ボイドタイムが重なっていなければその時間に儀式が可能です。
昼夜問わず、集中できれば願掛け可能ですが、一番魔力が高いとされるのは深夜と言われています。
儀式の準備
- 儀式を行う部屋の掃除、整理整頓
- 禊(入浴)
- 黒服に着替える
- 精神統一
- 空腹
瞑想
あぐら等の無理のない姿勢で目を閉じ、心、体、頭の中をからっぽにします。
吐く息と一緒に内側のネガティブが外へ出ていきます。自然の呼吸で、約10分ほど。
グラウディング
瞑想からの流れで、仙骨から大地深くへと根を下ろし、一本の木になるイメージをします。
母なる大地から根を伝ってポジティブな氣が体の中へ入ってきます。
ポジティブな氣は胸のあたりに集約されます。
丹田呼吸法
丹田(へそから指2本文下)を意識した呼吸法。
3つ数えて吐く→2つ止める→3つで吸う→2つ止める…のリズムで丹田を意識しながら行う。
鼻よりも口で息をした方が(音が出るくらいの方が)いい。
体が熱くなり、負荷がかかる。トランスに入りやすくなる。
以降は丹田呼吸を行いながら儀式をします。
練気
丹田呼吸法を行いながら、胸の前で合掌します。
これで自然に練気(体の中で気を巡らす)が出来るのが普通。
通常は左手から右手へ流れていきます。
手のひらを少し離してみて、暖かさや色、筋や煙や蒸気のようなものが感じられればOK
魔術具の浄化聖別
香を焚き魔術具(ウィッチソルトのボトル)を煙の中をくぐらせ7往復します。
その後該当のマジカルオイルを瓶の外側に塗ります(塗り方に決まりはない)。
願掛け
ここでは特に、丹田呼吸法と練気を行いながらやること。
魔術具(ウィッチソルトのボトル)を両手の平にはさみ、自分自身の願いを注入します。
その際、特に五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を使い、その願いが叶った処をイメージします。
その後、練気により手から魔術具へ光の球が回りながら注入されるイメージ。
最後にふと我にかえる頃に儀式は終了、願掛けをした内容は忘れてください。
願掛けの儀式はここまでです。
結界を作る
内側を浄化する
ウィッチソルト瓶の願掛けの儀式にて自分の内側の浄化は既に済んでいます。
そこで家など大きなものの内側を浄化する方法を記しておきますので実践してください。
お香を使った浄化術
浄化用のお香(フランキンセンスなど)を焚きます。煙が沢山出るタイプ(樹脂香)が理想です。
家中、または部屋中など、守りたいものがある程度煙を浴びたら、お香は鎮火させ、全ての扉や窓を開けます。5分~10分
網戸は開けなくてもOKです。風が通れば大丈夫です。
空間浄化法を使う場合
お香の煙で浄化するのが一番良いのですが、アパートなど煙が出せない場合はこちらをお試しください。
マジカルオイルスプレーなど、ミストで空間浄化するやり方です。
マジカルオイル:ピュリフィケーションなどの浄化用オイルを数滴溶いた水を切り吹きなどに入れて空間にミストします。
家中、または部屋中など、ミストが終わったら、全ての扉や窓を開けます。5分~10分
網戸は開けなくてもOKです。風が通れば大丈夫です。
塩を撒く
願掛けが終わったウィッチソルトを指で少量ずつつまみ、直線を引くように撒いていきます。
撒き方とその意味は願望別で違いがあります。
プロテクト(防御)ソルトの場合
自分や家、所有物など守りたいものの周囲に塩を撒く
このウィッチソルト瓶は、魔が嫌いなものが入っており、自身の防御力を高め繁栄や幸せを導くハーブを使用しています。
ラブ(愛)ソルトの場合
好きな人、愛情を高めたい人、仲直りや復縁したい人が、通るであろう道や門、玄関に撒きます。
相手がその境界線をまたぐように撒きます。
このウィッチソルト瓶は、勇気を与え、人を惹きつけ、思い出させ、愛情を高めるハーブを使用しています。
儀式や術に関することを忘れる
最後に術を意識せず、忘れます。
結界を作る作業はここまでです。
注意事項
- 術を行う本人が願掛けを行うこと。
- 不安な方は、呼吸法と錬気を練習してから行ってもよいです。
- トランスが不十分な場合集中力不足です。呼吸法を何度も行ってください。
- 瞑想は鼻呼吸でリラックス、呼吸法錬気は口呼吸で負荷をかけるようにします。
- 一番大事なことは【より具体的にイメージをすること】と【忘れること】
- 魔術具が複数ある場合は、日にちを分ける等して一つずつやること。
- ウィッチソルト追加儀式(2度目以降)は行っても大丈夫です。塩は時間経過で効果が薄れるためです。
術をやめる・捨てる時
1)お香で浄化する
2)中身を取り出して燃えるゴミと燃えないゴミに分ける
3)見えないように袋等で隠してそれぞれ捨てる
中身が残った場合のウィッチソルト瓶の処理についてです。撒いた塩は気にしなくても大丈夫です。