今宵はキャンドルのお話をしたいと思います。
願いによって色付きキャンドルや形状、マジカルオイルを選び、イメージ魔術を行うやり方です。

キャンドルの魔術や儀式
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仏教もキリスト教も、祭壇(日本では仏壇)には蝋燭があります。
蝋燭というものは昔から、神聖なものとして使われてきたのです。
蝋燭が無い時代は松明や焚き火、篝火にてね。
それは何故かと申せば、蝋燭は火の属性を持っているからですね。
火そのものが神聖なものでした。
因みに西洋では、祭壇に他に聖杯(=水)、剣(=風)、ペンタクル(=土)を配置することが多いです。
つまり四大属性(=精霊)を祀り、「父と子と精霊の御名において」となるわけです。
日本でもなんら変わりません。
仏壇にはお水、風を意味する鳴り物、お花や果物を飾れば土ですね。
キャンドルマジック(イメージの瞑想)
本場、西洋魔術のキャンドルマジックと言えば、様々な原色のテーパーキャンドルに 願いに応じたマジカルオイルを思いを込めて塗りたくり、火を灯して瞑想するというものです。
このやり方では瞑想は、空っぽの瞑想のキャンドルマジックではなく、「イメージの瞑想」を行います。
叶えたい願いを具体的に、五感を使って、炎のゆらめきの中にイメージするのです。
これは一晩かけて瞑想しながら燃やし尽くしてもいいですし、7日連続で決まった時間に瞑想するという、二通りのやり方があります。
願いによって形状と色を選ぶ
日本人的感覚だと、テーパーキャンドルといえば葬儀などで使う白色が定番です。
しかし西洋だと色もカラフルで、様々な形を模したものがあります。
それらは、願いによって選ぶと良いでしょう。
キャンドルの形状
- 猫…幸運
- 婚儀中の男女…結婚の願い
- 背中合わせの男女…離別の願い
- 男女の性器…性魔術やセックスの願い
- ノブ…7日間かけてひとこぶずつ願う
- 髑髏…魔除け
- 蛇…知恵を得る願い
- ガラス(ジャーキャンドル)…どの願いにもOK
- テーパーキャンドル…どの願いにもOK
キャンドルの色
- 紫…オカルト、自信、野心、上司への影響力、冥王星の力
- ラベンダー…霊的な成長、異界や幻夢の世界からの啓示
- ピンク…友情、恋愛、社交、思いやり、ロマンス
- 赤…セックス、活力、戦い、勝利、勇気、火星の力
- オレンジ…勉学、商談、知識、創造、水星の力
- 黄色…洞察力、人気、人脈、自己主張、透視、カリスマ性、太陽の力
- 緑…繁栄、金運、幸運、自然魔術、金星の力
- 水色…健康、癒し、旅、平和、海王星の力
- 青…直感、チャンス、瞬発力、仕事、木星の力
- アイボリー…浄化、新しく生まれる、成長、天王星の力
- 白…純粋な心、浄化、不安の撃退、全ての儀式に使用可能
- 灰色…可能性、感情コントロール、女性性、月の力
- 黒…防御、魔除け、呪い解除、呪術、霊との接触、土星の力
※惑星護符とはまた違う色の意味合いになりますのでお気をつけて。
キャンドルに塗るマジカルオイルを選ぶ
形状と色が決まったら、マジカルオイルを選びましょう。
マジカルオイルは自分の願いにあったものを選んでください。
一例として、黒猫魔術店で販売している魔術キャンドルの中に封入しているオイル名を掲載しておきます。
- 黒には、プロテクション等(防御・魔除け)
- 赤には、ラブ、アダム&イブ等(愛情・セックス)
- ピンクには、ラブ、カムトゥーミー等(愛情・ロマンス)
- 緑には、プロスペリティー、マネードローイング等(繁栄・金銭)
- 黄色には、エナジー、ドゥアズアイセイ等(メンタルコントロール)
- 黄色には、プロスペリティー、マグネット等(引き寄せ)
- 水色には、ヘルス、ヒーリング等(癒しやバランス)
- 赤&黒にはリバーシブル(逆転用)
イメージとは、自己暗示
儀式の流れとしては、キャンドルに火を灯し瞑想を行います。
炎のゆらめきの奥にその姿が見えるように、自分の願望を【既に達成された姿】でヴィジュアライズします。
そうするとこの炎の力によって(火はやる気や行動力を促しますから) 自分が無意識にそのように動き始める…といった具合。
はい、一種の自己催眠とも言えます。
別の単語で言えば、「勘違い」「根拠のない自信」とも言います。
この脳に与える自己催眠を皆さん、恐るることなかれ!
恋愛なんて、脳が勘違いを起こした吊り橋効果に過ぎませんから。
トキメキ?壁ドン?それは、自己催眠。
詰まる所、自己催眠(低脳な脳味噌)を自分のいいように使いこなせれば、 悩み過ぎもなけりゃいっぱしの楽天家になって楽に生きれますよ…と!
魔術は、科学が発達していなかった頃、脳科学や精神分析学をそう読んでいたに過ぎません。
今では引き寄せの法則等の所謂「成功者達の自己啓発本」にそのシステム満載で掲載してますよ。
まあ、彼等は魔術だって知らないでしょうがね。
ピンと来る人にお手にとって貰えればいいし、 必要な人には必要なものが必ず行き渡るように宇宙は導いています。
魔術とは、古くからそうであったように最期の砦であり、最期の藁であります。
願いを叶えたい人だけ、ぜひどうぞ。価値を見出すのは貴方自身ですからね。
最後に儀式の流れを掲載しておきます。
キャンドルマジックの儀式
儀式の日付と時間を確認します
- 増幅の願い(満ちゆく月)…新月~満月前日まで
- 減退の願い(欠けゆく月)…満月翌日~新月前日まで
ボイドタイムの時間を除き、なるべく深夜に行います。
決まった日数(7日間など)でやる場合は、出来るだけ同じ時間帯にやります。
儀式前の事前の準備をします
- 空腹状態
- 儀式をする部屋の掃除と空間浄化
- 禊(入浴)
- 黒服
- あれば左中指に銀の指輪
- 彫刻刀(またはカッター、デザインナイフなど)でキャンドルに文字を刻んでも良い
- 道具(キャンドル、お香、マジカルオイル、ライター等)を祭壇(テーブル)の上等に置いて精神統一
丹田呼吸法をする
丹田(へそから指2本文下)を意識した呼吸法。
3つ数えて吐く→2つ止める→3つで吸う→2つ止める…のリズムで丹田を意識して行います。
鼻よりも口で息をした方が(音が出るくらいの方が)いいでしょう。
トランス状態(意識と無意識の狭間)を維持してください。
体が熱くなり、負荷を感じてください。以降は丹田呼吸を行いながら儀式をします。
キャンドルをお香で浄化した後、指でマジカルオイルを塗る
この時も丹田呼吸を続けます。
願いをイメージしたり、呟きながらやるのも良いでしょう。
既にマジカルオイルが封入されているものはこの作業は省いても良いです。
その後、キャンドルに火をつけ部屋を暗くします。
イメージの瞑想をする
自分の叶えたいこと、なりたいもの、ほしいもの、などイメージします。
特に、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)で感じられるような具体的なイメージと、その願いが叶った時の感情(喜怒哀楽)を、頭の中で映画が再生されているかのような感じで思い描きます。
つまり自分の願望を【既に達成された姿】でヴィジュアライズします。
炎のゆらめきの奥にその姿が見えるように。
終了後、火を消し、願いを忘れる
グラスに入ったキャンドルの場合、溶けた蝋が再凝固すると芯が埋もれます。
火を消した後の液体の蝋を流し捨てると長持ちします。
火の扱いに注意してください。瞑想は椅子に座る態勢などで、寝ながらは行わないように!
よくある質問
キャンドルの処分
捨てる前にお香で浄化してから、袋に入れてゴミに出します。
土中に埋めたり川に流す方法は環境保護のために推奨しておりません。
1度使ったキャンドルを再度使う場合
- マジカルオイルを塗った時に込めた願いが変わっていない
- 期間が空いていない(1ヵ月位)
場合は同じキャンドルを使って儀式を行ってもよいでしょう。
あくまでも目安に過ぎません。できれば連続した7日間で行いましょう。