今宵は、ソロモンの大いなる鍵の惑星護符、火星3の護符を実際に使用した話。
これは火星の惑星パワーを召喚し、願望成就の手助けをさせるものです。
しかしながら惑星護符の魔術って実際のところどうなのよ? 効果あるの? という質問が多いのですよね。
いやあ、実際にやってみてそれを実感した方が早いと思うんですけどね。
ちなみに私は個人的にこの護符には何度もお世話になっております。
惑星護符 火星3護符の意味
原典にはこうあります。
敵の活動をやめさせる。
敵の間に争いと諍いを起こさせる。
不和による敵グループの解散。
これは活動自体をやめさせることもできますが、噂話や悪意・敵意を逸らすことにも有効です。
「神の他に大いなる神がいましょうや?」と書かれており、三角形の中のヘブル語にも神の名が記されています。
神はなんでもお見通しで、悪行なす者には神の天罰がくだる。
一見すると怖い感じの意味合いですが、きちんと考えればそこに正当性があるもの…それが火星の特徴です。
火星3護符の実際の使用感
ということで先日、実際に儀式を行ってみました。
火星3護符を使う時は、それはそれは困り果てて物質的な努力は全てやって、それでもダメな時ですよね。
私もそんな時に使っています。
火星の護符は軍神マルスの守護であり、エネルギッシュで激しい正義の鉄槌です。
正義というからには術者は正当な理由で使用します。
それはどういう状況かと言えば、こちらは全く非がないのに理不尽に悪意を受けているようなものです。
例えばいじめ、ひがみ、ねたみ、逆恨み、逆ギレなどが該当するでしょう。
これらを阻止したいという思いはそれはそれは必死になります。
少しのねたみなら我慢とスルーできますが、悪どいものには骨が折れます。
最初は、どうか敵の活動をやめさせてください、と火星の精霊からマルス神、アドナイ神までお祈りを捧げます。
しかしその後、祈れば祈るほどに、それが叶い楽になるためなら私は努力を惜しみません…!という懇願に変わります。
そして涙を流しながら、正当な理由や、野放しにできない状況などを語るのですが、最終的にやっぱり、私もっと努力しますからー!となります。
正義は努力が大好きです。
運がラッキー!みたいな木星と違って、火星は鍛錬、修練していざ邁進せよ!
我に続け!休めばおいていくぞ!心を燃やせ!
みたいなどこかの修造さんのようなスタイルなんですよ。
敵の活動をやめさせる=相手をコントロールする術のように聞こえますが、火星の性質から行けば、己の努力があってなんぼ。
そして努力を怠るものは己が剣で胸を突き刺す…つまり勝手に自滅というわけです。
火星のパワーの本質
私はこの護符を使う度に、敵の策や情報に翻弄されるよりも、己の努力を怠らず邁進していく姿勢を学びます。
タロットでは火星は、皇帝(エンペラー)や、塔(タワー)のカードが象徴するように、邁進する王であり、壁をも粉砕するパワーを持ちます。
それらは決して他者をこらしめたり、危害を加えるような目的ではありません。
自分の正当性や正義を理不尽な事柄から守るため、立ち向かうためにあります。
ですので火星の護符は裁判や戦いを意味することもあります。
惑星護符魔術の本質
このように黒魔術と思われがちな惑星護符ですが奥が深く、気付きが多いものです。
儀式を通して気付くことで、意識変容する。
意識が変われば世界が変わる。
それが願いを叶えるという魔術の本質です。
火星の護符を使う時(他の術でもそうですが)、自分が相手をコントロールできるなんて思ってはいけません。
力を貸してくれるのは自然の力です。
非力な人間の力ではないことを認識してください。
そして魔法のような術ではありません。
特別な儀式を行うことで意識変容をもたらし、それが努力などの行動を気付かせてくれて、結果が生まれるのです。
それが涙が溢れて感動する位よくわかるのが儀式魔術です。
ぜひ皆さんもやってみてください。