2018年10月21日、山形県酒田市で開催された「ハロウィン祭」にて、黒猫魔術店は「黒い魔女カレーサンド」を販売しました。
このメニューはほぼ魔女畑の太陰暦・無農薬栽培の野菜を使用しており、ピタパンも蜜猫自ら焼くというこだわり。
今宵はその情熱的なカレー作りのドキュメンタリーです!
カレーは黒いが心は熱い!
アニソンクラウドと出店
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毎月第二木曜日のアニソンクラウド「魔女ってどーなの?」でお世話になっているイツッキーさん。
彼からお話を頂きまして「カレー屋さんをやりたいです!」「おお!やろう!」そんな流れでした(軽い)。
「でもなんでカレー屋さん?」と誰しも疑問に思われた…
「魔女カレー」が旨いと評判に
実は最近、様々某所で私のCOOKPADのカレーレシピがめちゃくちゃ旨いとご好評頂いているようで…
パン教室の先生もカレーパンレシピの中のカレーを魔女カレーにして生徒さんに教えていますし、某お店でも魔女カレーが提供されたことがあります。
私としては、カレールーを使ったカレーよりも、スパイスブレンドの方が実は簡単で煮込まなくてもすぐにできちゃうこと。
そしてスパイスはハーブからできていますので、ハーブ魔女としては様々な調合で体調や、願いに合わせて摂取してほしいと、基本のスパイスブレンドを掲載していました。
体調や願いに合わせてスパイスをブレンドする
そんなわけで、私の場合は家族の体調や好み、願いに合わせてその日その日でスパイスをブレンドしています。
例えば体が冷えてむくんでいる場合にはターメリックを、金運を上げたい時にはガランガルを入れたりします。
男性の精力がほしい時にはガーリックとオニオンを多めに入れます。
逆に女性の魅力を高める時にはココナッツミルクやシナモン、カルダモンを入れます。
色々作りすぎて今や目分量でスパイスを投入しています(笑)。
そんな中、とても美味しい黒いカレーを作ることに成功したんですよ…
ハロウィンだし魔女カレーは黒色ですよ
プロの料理人の方々にアドバイスを貰ったりして、作りたくなった黒い魔女カレー。
基本のスパイスブレンドにあるものを入れることで黒さとまろやかさを出すことに成功しました。
あるもの、は企業秘密です(ニヤリ
どうですか!このどす黒さ!!!
これはカレーです。しかもレシピの5倍量作っているので凄い量に…。
このカレー、無水調理です
ふつうカレーを作る時は野菜を炒めてから水を足して煮るのが一般的だと思いますが、スパイスカレーは水は使用しません。
水分(汁気)がほしい時は、トマトかココナッツミルクを使用するものが多いようです。
魔女カレーは、魔女畑(無農薬・太陰暦農法で家族運営している畑)のトマトを使用しています。
トマトだけで3kg使っています(笑)。
冷凍したトマトは自然解凍すると皮がつるんとむけて楽ちんです!
(ただしこの量の皮むきは大変です)
面倒な人はトマト缶を使っても良いですよ~!
カレーに合わせるピタパン作り
私は伝統的な魔女のサバトの料理を現代に再現してやってみたくて、何年も前からパン教室に通っています。
今回はいつも教えてくれるGluckぱん教室のkaori先生ご指導の元、ピタパンを作って試作してみました。
試作段階では、どのくらい野菜をつめるのか、付け合わせやデコレーションは何がいいか?と試行錯誤すぎ!
クリームチーズ(サワークリーム)とチョコスプレーは鉄板的美味しさだったので採用しました。
皆さんもご自宅で魔女カレーを食べる際にはぜひ試してほしいトッピングです!
ピタパンを大量に製作!
焼く前のピタパンはこんな感じで柔らかくしっとりしています。
こちら先生の手ですが、ガスオーブン5回転分、二人でパン作りがんばりました。
成形では薄っぺらい生地なんですが、焼くとパンパンに膨れるピタパン。
これを半分に切って、ポケットに具材を挟むんですよね。
それにしてもぷくーっと膨らむ様子がお餅に似てて、ずっと眺めてられる癒し。
一度にこんなたくさんのパンを作ることなんてまずないので楽しかったなぁ。
ハロウィン祭当日
朝5時起きで、魔女畑のさつまいもを揚げるところから私の1日は始まる…
さつまいもは紅あずま、3本分を170℃の油で4分揚げますよー!
絶対つまみ食いするから多めに挙げています。
そして車に積んで現地へ。
看板やらカフェパラソルやら必要な道具を用意してハロウィン祭に出店しました!
お隣はアニソンクラウドブースで、イツッキーさんはジバニャン、DJさんは忍者に扮し、芋煮やジャンボフランクを販売。
忍者たち(DJさんですよ)が「売れないと里に帰れないでござる!」と宣伝してくださったお陰様で(笑)、当日は沢山の方々にお越し頂き、目標完売となりました!
お越し頂いた皆様、アドバイスをくださった皆様、本当にありがとうございます!
これは夢の途中の一歩
「夢の途中」という言葉が好きです。
魔女カレーの出店(飲食店での経験)はまだ今後の壮大な活動、つまり夢の途中です。
無農薬の食べ物を作ることや、農業は、確実に魔術に関わってきます。
ケルト魔術もそうですが、柘榴が勉強している道教や、その他の宗教でも「自然崇拝」は根幹にあります。
それらは自然と共に生きる術を説いています。
魔術にとって食べ物(体づくり)は必要不可欠
魔女畑の活動、そして魔女カレーのプロモーション活動は、ただ物を流通させるといったことではなく、自然崇拝の観念であったり魔術においてそれがどれほど大事なのかということを教えてくれます。
私は畑に行く時、いつもそれを感じます。
自然に体や食べ物のことを考えると、それらの恵みに感謝できます。
このエネルギーこそが魔術では原動力になります。
別に、魔術を行わない人にとっても、このエネルギーの存在を理解できると運が良くなったり、悩みがなくなったり、自分で解決できるようになると思います。
私は黒猫魔術店とそれに付随する活動でそれをお伝えしていきたいです。