己を振り返り自然を感じる、祭壇を作ろう(基本編)

基本的な祭壇について

今宵は祭壇の飾り方についてのお話。
サバトやエスバットではなく、日常的な祭壇の飾り方です。
少々コツがありますが、覚えてしまえば後は自由に飾っていただいてOKです!

 

お香を使った【インセンスマジック】イメージ(視覚化)のやり方|黒猫魔術店

 

祭壇は崇め奉るものではない

 

はじめに断っておきますが魔女の祭壇は、ヤバくも怪しくもありません。
全ての魔女諸君の代弁として言いますが、祭壇は「神聖」という表現がぴったりですが、決して何かを崇め奉って心酔して勧誘したりすることはありません。
何かを崇め奉るというのは、神とか先祖とか霊や悪魔のことです。

 

私たち魔女や魔術師は、自分たちの欲望を叶えるために儀式を行う際にそれらに「頼み事」はしますが「依存」はしませんし、頼み事は無償ではなく等価交換という有償です。
目に見えない力を大事にしますが「神頼み」ではなく、欲望を叶えるのは自分自身の力でなければ意味がないと考えます。

 

そもそも神頼みとは、努力して努力して尽くした人が「運を天に任せる」ものです。
最初から努力放棄する手段ではありません。
酔狂した信者のように生きることを神に依存する行為は、私たち魔女の掟に反しますね。
もっと言えば、神とは全てのものに宿るので人ひとりひとりも神ですから、他人やものに依存したり期待することもしません。

 

祭壇とは、祈りの場

 

では、魔女の祭壇とは何なのか。

 

それは、自分自身の「祈りの場として設けた場所」です。
また、己を振り返り、心を安らかに保つ場所です。
自分自身が宇宙や星、自然の一部として生きていることを視覚的に確認するための場です。
ここには世界を構成する四大元素である、火、水、風、土を象徴する道具を配置します。

 

火…キャンドル、ワンド(魔法の杖)
水…聖杯、大釜
風…書物、ベル、香炉、箒
土…ペンタクル、鉱石、植物

 

火は、原初の力で最初の生命力であり自分の意思です。
水によってそれらを交流、融合、理解し、 風によって挑戦、発見し、土へと還り種を蒔き、後に実になって刈り取ります。

 

このように世界を構成する四大元素は、全ての人やものや環境を構成していると考えるので、これを祭壇に飾って「見る」ことによって自然と「感謝」の気持ちになります。

 

欲望を叶える魔術儀式でも四大元素は使われるので、イメージの訓練や瞑想のために祭壇を使う人もいます。
また季節に因んだ植物や料理を供える人もいます。
信仰というよりは願いの象徴として、好きな神の絵やクロスなどのモチーフを飾ったりします。

 

祭壇は、自然に感謝する場所

 

サバトではよく「女神と男神に会おう!」と言われるのですが、これはイメージしやすいので人型の神として扱ってますが、そもそもは自然の巡り、時間の流れや淘汰を表しているものです。
敢えて言うならば私たち魔女は、自然信仰をしています。
自然を享受できなければ魔術は行えないからです。

 

よくギャンブルで楽に勝つ方法を聞かれるのですが、このような自然法則があるので、自然の力に感謝してくださいと答えます。
本当に楽に勝てます。
それができない人は魔術を行っても意味ないと思います…っていうレベルです。
他の欲望を叶える魔術であっても同じことが言えます。
自然を無視して術は行えません。地球上で物理的に重力を無視できないのと同じです。

 

祭壇は、神聖に気付く場所

 

ということで祭壇とは、それらをきちんと理解する場であり、自然に祈りを捧げ心休め瞑想する場であり、熱心に信仰を捧げ崇め奉る場ではありません。
願いが叶うまで祈祷するわけでもありません。

 

逆にそんな執着を取り除き、心穏やかにし、欲望を受け入れ人間らしく自然と共に生きれる場所です。
つまり、それは神聖です。
人間って、自分って、本当はこうなんだよな…って気付ける場所です。
だって多くの星回りから選ばれた日に産み落とされて生きてるだけで、神聖なのですから。

 

必要な魔女の七つ道具

 

火属性

 

  • ワンド

 

お好きな樹木で作ったものや装飾が施されたもの、自分で彫ったものなど様々ございます。

自分の誕生日の守護樹木でワンドを選ぶ人もいます。ワンド選びの詳細はこちらのページにまとめています。

 

水属性

 

  • 聖杯

 

ゴブレット型のものでガラスや金属製が多いです。自分で五芒星を彫るのも良いですね。
簡単にワイングラスやカクテルグラスを使う人もいます。

 

  • 大釜

 

コルドロンと呼ばれる鉄製の鍋です。現代のダッチオーブンの元型だと言われます。
最近では小さく可愛いルクルーゼを使う人が多いようです。
色は黒、もしくは水属性なので青などでもいいかもしれません。

 

 

風属性

 

  • アサメイ(ソード)

 

剣です。模造刀でも本物の刃物でも自分の気に入ったものがあると良いですね。

黒い柄や鞘のものを選びましょう。アサメイ選びの詳細はこちらのページにまとめています。

 

  • ブックオブシャドウ

 

影の書と言われる自分専用の魔術日記であり、儀式の際の祈祷文を書き記すものです。

革製のものだと良いです。

 

  • 香炉

 

お香を焚く道具です。卓上タイプと手に持つ吊り香炉タイプがあると便利です。
卓上タイプは香炉灰や炭を使えるタイプにすると、ハーブ香や樹脂香など、扱えるお香が増えるのでおすすめです。
平皿のものは、コーンインセンスやスティックインセンスでも焚くことができます。
耐熱皿であればいいので、灰皿やココット皿で代用する人もいます。

 

 

香炉を検索するとどうしても仏教系の香炉が多いです。スターチャイルドのインセンスセンサーはこちら。

 

 

小さい卓上タイプの箒は浄化のために使います。

代わりに鞭を使う場合もあります。

 

  • ベル

 

ハンドベル型がよく使われますが、音の出る鳴り物であれば代用しても構いません。
わたしが使っているのは南部鉄器の卓上鈴です。

 

土属性

 

  • ペンタクル

 

五芒星のシジルが入った金属製のものです。

ない場合は鉱石や硬貨で代用します。植物や供物を飾ってもOK。

 

通常の祭壇の飾り方

 

道具が揃ったらこれらを祭壇に配置していきます。
祭壇は、術者が東向きでお祈りができる場所に設置します。
祭壇のテーブルは小さくても良いのでできれば専用のものが良いですね。
この場所は常に清潔に保っておきましょう。

 

まずアルタークロス(祭壇用布ですが専用のテーブルクロスでOK)を敷きます。
その後七つ道具を自由に設置していきます。
この時、火属性と土属性が少ないので、火属性ではキャンドルを数個、土属性では供物を適量飾ります。
供物ではなく鉱石や硬貨を飾っても問題ありません。

 

最後に中央に、自分の信仰する象徴(仏像や十字架など)を飾ります。
像ではなく写真やタロットカードの適した絵柄を飾る場合もあります。

 

※祭壇を飾った後、実際にサバトやエスバットを行う際には、魔法円の召喚や退去の儀式が必要になります。

 

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