今宵はサウィンサバトのやり方について。
10月31日の最終収穫祭をサウィン(ハロウィン)といいます。
最後の収穫物を蓄え、厳しい冬を乗り越える準備をするこの季節に感謝を捧げる魔女の祝祭の儀式です。
サウィンでの女神と男神
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第二収穫祭である秋分のメイボンから少し経ち、大地は最後の収穫を迎えます。
冬に向けて日照時間や作物が少なくなるこの頃、太陽神である男神は「死」を迎え旅立ちます。
そこで大地の女神が春になって復活するのをじっと待つのです。
私たちは最後の収穫物を蓄え、厳しい冬を乗り越える準備をすると共に、死者の国へ旅立った者達に思いを馳せます。
死なくして再生はなし。その理解と感謝を捧げましょう。
サウィンの祭壇の飾り方
事前に祭壇を用意します。サバトのテーマカラーを使い、季節の飾りやハーブと供物、四大属性を配置します。
サウィンを表す象徴物や食べ物
- 骸骨、髑髏、幽霊、ジャックオランタンなどを飾ります
- 大釜の中に奉納用の黒キャンドルを準備します
- ランタン用の白キャンドルは燭台に立てて用意します
- パチュリーやミルラなどの闇の魔術に使うハーブでお香を調合します
- カボチャ、カブ、林檎、ザクロ、ホットワイン、ナッツ、ジンジャーブレッド等を供物として飾ります
- 怒りや悲しみ、病気、悪癖、悩み等を書いた羊皮紙を用意しておきます
祭壇の一例
わたし含め生徒・弟子の魔女さんたちが毎回行っているサバトですが、いつも決まったやり方ではないのです。 以下は、祭壇を準備するにあたって参考になれば。
- 紫色と白色のキャンドル(火)
- 聖杯、大釜(水)
- 吊り香炉、ベル、箒(風)
- ペンタクル、髑髏(土)
- 信仰のシンボルはケルト十字、バフォメット
- 供物はハーブのブーケ、ヘーゼルナッツと葡萄の枝
- 2016年の黒猫魔術店サウィンの祭壇飾り
- 黒色、オレンジ色、白色、ハロウィン柄のキャンドル(火)
- 聖杯、大釜(水)
- 香炉、ベル、箒、タロットカード(風)
- ペンタクル、髑髏、御影石の黒猫の置物、黒曜石の鏡(土)
- 信仰のシンボルは太陽十字、バフォメット
- 供物はさつまいも、ハーブのリース
- 2017年の黒猫魔術店サウィンの祭壇飾り
- 黒色、オレンジ色、白色のキャンドル、ランタン(火)
- 聖杯、大釜、水のボウル(水)
- お香、香炉、ベル、箒、カード(風)
- ペンタクル、髑髏、御影石の黒猫の置物、水晶玉、ルーンストーン、塩(土)
- 信仰のシンボルはケルト十字、バフォメット
- 供物はバームブラックパン、林檎、クッキー
- 2017年の黒猫魔術店サウィン当日の祭壇
↑その後、占いもしました
- 黒色、紫色、白色のキャンドル(火)
- 聖杯、大釜、貝(水)
- お香、香炉、ベル、箒、オイルバーナー(風)
- ペンタクル、髑髏、塩(土)
- 信仰のシンボルはケルト十字、バフォメット、ガネーシャ
- 供物はシナモンレーズンパン、クッキー、ごちそうはこちら参考に
- 2018年の黒猫魔術店サウィン当日の祭壇
- 黒色、白色のキャンドル(火)
- 聖杯、大釜(水)
- お香、香炉、ベル、箒、オイルバーナー(風)
- ペンタクル(土)
- 信仰のシンボルはバフォメット
- 供物はこちら参考に
- 2019年の東京サウィン(in高円寺マチモ)当日の祭壇
みんなができる簡単なサウィン
- 骸骨、髑髏、幽霊、ジャックオランタンなどを飾る。
- 収穫物をお供えした皿を家の外に出す(死者のため)
- 林檎を土に埋める(死者が食べる)
- カボチャ、カブ、林檎、ザクロ、ホットワイン、ナッツ、ジンジャーブレッド等が主な食べ物
- 過去や未来のために占いをする(交霊術のように呼び出す術は禁止)
- 怒りや悲しみ、病気、悪癖、悩み等を書いた羊皮紙を大釜の中で焼く
- 春夏秋冬のサイクル(運命の輪)に思いを馳せる
実際の儀式
こちらはサバトの道具を購入するにあたり、説明書から一部を抜粋して記載しております。
詳細のやり方は説明書(note有料記事)をご覧ください。
「片付け」について
サバトで使った供物は人間が食べるようにします。
儀式終了時、または次のサバト前までには、祭壇のキャンドルや道具は適宜分別して捨てます。
大釜の中に残ったロウや水、ハーブなどが入っている場合はすぐに綺麗に片付けます。
しかし次のサバトまでキャンドルや祭壇はそのままという人もいます。
またサバトで使用したキャンドルや、奉納したハーブは神聖な力があるとされ、お守りにする人もいます。
キャンドルは瞑想時や特別な日のディナーテーブルに使用することができます。
(ただしキャンドルマジック等の願掛け魔術の儀式ではキャンドルは新調しなければなりません)
サウィンのグッズいろいろ
黒猫魔術店ではマジカルオイル、お香等販売しています。