今宵はインボルクサバトのやり方について。
2月2日の節分をインボルク(イモルグ)といいます。
女神のもとですくすくと成長する太陽の御子(男神)と、この季節に感謝を捧げる魔女の祝祭の儀式です。
インボルクでの女神と男神
index
まだ季節は冬ですが最初の春の兆しが見えるこの頃、太陽神(男性性・陽)に命を与えた女神の回復と治癒をお祝いします。
別名、ルペルカリア祭、松明の祝祭、ブリギッド祭、バッカス祭と様々な地域で風習が残り、日本では節分(豆まき)をします。
バレンタインもインボルクが起源です。
インボルクの祭壇の飾り方
事前に祭壇を用意します。サバトのテーマカラーを使い、季節の飾りやハーブと供物、四大属性を配置します。
インボルクを表す象徴物や食べ物
- 雪(又は白い花)をクリスタルボウルに入れて祭壇を作る
- ルーナサで作った藁人形を女神に見立て、台所に床を作る(イブの日)
- ブリジット十字や太陽十字(円の中に十字架)を作り飾る
- お香はバニラ、シナモン、ムスク、ハーブはローズマリーとローレル
- 乳製品、レーズン、オニオンやガーリック、スパイスを供物として飾ります
みんなができる簡単なインボルク
- バターを塗ったパンと、蜂蜜を妖精のために置いておく
- ブリジット十字や太陽十字(円の中に十字架)を作り飾る
- 箒で掃く動作をしながら、「古きものは外へ、新しきものは内へ」
- 乳製品、レーズン、オニオンやガーリック、スパイスを食べる
祭壇の一例
- 白色、水色、オレンジ色のキャンドル(火)
- 聖杯(水)
- お香、香炉(風)
- 水晶(土)
- 信仰のシンボルはブリジット十字、ケルティッククロス、太陽十字、女神に見立てた藁人形
- 供物はチーズクッペ、牛乳
- 2017年の黒猫魔術店インボルクの祭壇
- 白色、水色、オレンジ色のキャンドル(火)
- 聖杯、大釜、(水)
- お香、香炉、ベル、箒(風)
- ペンタクル、水晶(土)
- 信仰のシンボルはケルティッククロス、女神に見立てた藁人形
- 供物はハッラー(ユダヤの蜂蜜パン)、パウンドケーキ、牛乳
- 2018年の黒猫魔術店インボルクの祭壇
- 白色、水色、オレンジ色のキャンドル(火)
- 聖杯、大釜(水)
- お香、香炉、オイルバーナー、ベル、箒(風)
- ペンタクル、水晶(土)
- 信仰のシンボルはガネーシャ
- 供物はレーズンパン
- 2020年の黒猫魔術店インボルクの祭壇
実際の儀式
こちらはサバトの道具を購入するにあたり、説明書から一部を抜粋して記載しております。
詳細のやり方は説明書(note有料記事)をご覧ください。
「片付け」について
サバトで使った供物は人間が食べるようにします。
儀式終了時、または次のサバト前までには、祭壇のキャンドルや道具は適宜分別して捨てます。
大釜の中に残ったロウや水、ハーブなどが入っている場合はすぐに綺麗に片付けます。
しかし次のサバトまでキャンドルや祭壇はそのままという人もいます。
またサバトで使用したキャンドルや、奉納したハーブは神聖な力があるとされ、お守りにする人もいます。
キャンドルは瞑想時や特別な日のディナーテーブルに使用することができます。
(ただしキャンドルマジック等の願掛け魔術の儀式ではキャンドルは新調しなければなりません)
インボルクのグッズいろいろ
黒猫魔術店ではマジカルオイル、お香等販売しています。