今回は、マジカルパウダーの使用法、やり方についてです。
マジカルパウダーとは、いわゆる「魔法の粉」です。
西洋魔術では、儀式の際に願掛け物やその人に振りかけたり、特定の場所に撒いたりします。
当店はアンナリヴァ製マジカルパウダーを販売していますが、 古くは魔女たちはこの粉を自家製で作って使用していました。
マジカルパウダーとは
ハーブ学での魔術的効果・作用をもたらす為にマジカルオイルを作った一方で、 乳鉢ですり潰し粉末状にしたものをブレンドしてマジカルパウダーを作ったのです。
具体的な例を挙げますと、呪詛で使うものにはカイエンペッパーやチリペッパー等を配合し にっくき相手の通り道に撒いたり、 恋愛では濃厚な花の蜜と膣液を混ぜて粉にしベッドに振りかける等々…
マジカルオイルとの違いは、パウダーであれば固形物をブレンドできる点です。
例えば相手の毛髪や爪など細かくすり潰して入れることができます。
また、お手製で作る場合はそもそもハーブの粉ですので、料理に使うこともできました。
(当たり前ですがアンナリヴァ製は飲食できませんのでご注意ください)
マジカルパウダーの使い方
儀式の最中では、マジカルオイルが聖別で使われるように、 マジカルパウダーはその後でその願掛け物や人に振りかけて使います。
願いを念じながら、指の腹ですり潰すようにして、全体的に、入念に振りかけていきます。
オイルを塗った後ですから、粉がついてべとべとになります。
ですからブレスの願掛けではパウダーはあまり使いませんが、ヴードゥー人形等の1度きり使用の魔術では多く使われます。
特定の場所に撒くやり方について。
日本でも悪を祓う時に塩を撒いたりします。
それと同じで悪意をはね退けたり、逆に悪意をもたらすことや、愛を引き寄せることもあります。
様々な願いについてはパウダーの意味にも依りますが、西洋でも粉を特定の場所に撒いていた歴史があるのです。
(昔のパウダーは小麦粉も使っていたようですし)
そしておそらく、自作されたパウダーが一番良いかと思います。
無心になって乳鉢で擦るのです、願いを唱えながら、粉になるまでです。
今はミルミキサー等の便利な機械がありますが、私は特別な願いの際には時間をかけて擦っています。
勿論、その効力の違いとは実際にやってみなければわからないと思いますのでまず既製品で試すのもありでしょう。
代表的マジカルパウダーの意味
恋愛系
- アダム&イヴ
恋人同士の結びつきや愛情を深める時に。
- コマンディング
相手を思い通りに動かしたい時、これを相手の体に振りかけ望みを伝えてください。
幸運系
- ハズ・ノー・ハンナ
あらゆるギャンブルに幸運をもたらすとされる、ブードゥーの伝統的な調合品。
- サクセス
成功を願ったり、幸運を願いたい時に。
呪縛系
- グーファーダスト
欠けていく月のようにゆっくりと敵を衰弱させます。
- ヴードゥー
あらゆる妨げに対し、その妨害や攻撃を沈静化させたい時に。
- アンクロッシング
呪い、災厄、苦難などの状況や要素を排除し、クリアにしたい時に。
※種類が増えたら追記します
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