王宮の暮らしや天女が見えた!
バリ島の東、カランガッサム県にあるティルタガンガ離宮。
ここはバリのアングルラー・クトゥ王様の離宮であり霊峰アグン山から流れる湧水が豊富な庭園です。
2018年11月に魔女蜜猫がインドネシアのバリ島にて、瞑想・祈り・断食などの修行を行いました。
ティルタガンガは「聖なる清め場」
ティルタは聖なる水、ガンガはガンジス川で、清め場の意です。
1947年にバリのアングルラー・クトゥ王様の離宮として建てられました。
バリ島の3大霊峰のひとつ、アグン山(標高3014m)から流れる湧水が、今も宮殿内に湧き、特別な儀式の際には聖水として使用されます。
美しい庭園はバリ様式とヨーロッパ庭園を合わせたかのようなモダンな雰囲気。
王族気分を味わえるような庭です。
飛び石
とにかく水が綺麗です。
観光客は飛び石を渡って写真を撮っていましたが、「ひとりで飛び石を渡って、波紋のない鏡のような水面を見つめるのがいいんだよ」とお告げがありました。
でも人が沢山でできないですね(笑)。
噴水
こちらのメル(塔)の噴水はポンプを使っていないそうです。
水しぶきが気持ちいい…聖水を浴びるってだけで心も体も清められそう。
神話の石像
ラーマヤーナ神話に登場する神様の像が沢山ありました。
画像は陰陽の神様である霊獣バロン、その奥は闇の魔女ランダです。
その他ガネーシャやガルーダなど有名どころから、名前を知らない神様まで。
この像を鑑賞するのも楽しいです。
蓮池
蓮はインドネシアでも神様に近い花だそうです。
蓮池を見ていると芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の話を思い出します。
プール
湧水のプールでは現地の人や欧米の方々が泳いでいました。
気持ちよさそうな上に、リゾートなプールよりも水が澄みきっていてこりゃ清めですわ。
水着ないので私は入れませんでした…
ティルタガンガ宮のスピリットにご挨拶
人気の少ない隅っこに座り瞑想をしました。
水と風のエレメントの存在を感じながら、「こんにちは。会いに来ました。」とご挨拶。
瞑想ではこのように祈り、願いは言いません。
その後、からっぽの瞑想(願掛けの儀式前に行ういつもの瞑想法)を行います。
その際に何か浮かんだり、見たり、聞こえたりする、と先生は言いました。
私はここの瞑想では、昔の宮殿の様子が見えた(ような気がした)のです。
バリの人の時間は日本と違ってなんとなくゆっくり流れていて、水や自然や食べ物が豊富にあるので、そこに生きる人々がゆっくりしていました。(宮中だからかな?)
女性は裸で水浴びをしている様子が見えました。
絵画ヴィーナスの誕生を、森の中ではなく寺院のような石造りの庭園の中にしたイメージです。
気になって後で調べてみたら、バリ舞踏のレゴンに似ている風景でした。
レゴンダンスは17世紀頃の王子の夢(瞑想)から誕生した、仮面をつけた二人の天女の舞です。
しかし私が見たのは二人ではなくもっと複数人でしたので、調べてみるとインドのオリッシーに似ていました。
とは言え、何を意味するイメージなのかはわかりません。
いつかわかるかもしれません。