怪談か?心霊か?平将門の首塚(東京)と神田明神

今でも信仰されている平将門様

東京都千代田区大手町にある「平将門の首塚」。

さらし首にされても体を求める、壊そうとすると祟りがある、等様々な言い伝えがある心霊スポット兼パワースポット!

今回は神田明神とあわせて魔女が訪れてみました!

 

怪談か?心霊か?平将門の首塚(東京)と神田明神|黒猫魔術店

 

平将門の首の伝承

 

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時は遡ること平安時代…

京都の天皇に対して「私こそが新たな王」と名乗り関東を制圧していった将門さん。(将門の乱)

それを良しとしない朝廷が時の征夷大将軍に将門退治を命じました。

 

なんやかんやあって結果として将門様は首をぶった切られました。

体は今の茨城県に埋葬されましたが、首はさらし首として京都へ運ばれました。

 

将門の首は怪談になる

 

しかしその首、決して腐ることあらず。

無念執念からか夜な夜な「体と繋げてもう一戦しようぞ…」と悲痛の叫びをあげるのです。

 

3夜目についに首は体を求めて宙に舞い上がり飛んで行ったそうな…

 

ただしその首が辿り着いたところは未だにわかっていません。

言い伝えでは数か所(有力3か所)に落ちたそうです。

その中でも一番有名なのは東京都千代田区大手町にある首塚でしょう。

 

「大蔵省も参った」新聞にもなる

 

東京都千代田区大手町にある平将門の首塚にはその後、怪奇現象とも思えるような不思議な出来事が起こっています。

 

  • 関東大震災で一度破損する。
  • その後、大蔵省の仮庁舎を建てようとした際、工事関係者や省職員、さらには時の大臣・早速整爾の相次ぐ不審死が起こった。
  • 第二次世界大戦後にGHQが丸の内周辺の区画整理にとって障害となるこの地を撤去し造成しようとした時、不審な事故が相次いだ。(Wikipediaより)

 

因果関係を信じるか否かは別にして、これは当時の新聞にも掲載された事実です。

「大蔵省も参った」というタイトルの新聞記事は、実際に首塚に飾られています。

 

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現在の首塚のようす

 

東京メトロから、まるでダンジョンのような大手町駅で降りて出口を目指すと目の前に平将門の首塚がございます。

今宵の案内人、お馴染み占星術師で占い師でもある長南氏。

開口一番、「これが精いっぱいの忖度です。」

 

よく見ると首塚の周りを取り囲むように鉄骨と落下防止ネットが。

なるほど、間違っても首塚を破壊しないようにと配慮した結果こうなりました、ということでしょう。

そもそもビルに囲まれた立地の中にぽつんと塚があるだけでも異様ですが、この忖度具合も異様さを増しますね。

 

まるで山頂のような空気

 

そんな異様さを感じるのですが、決して怖いとか寂しいといったものではありません。

私と柘榴、そして長南氏でお参りを致しました。

 

清め所はありませんので身だしなみと息を整え、一礼してから敷地へと入ります。

この一歩入った瞬間から全く空気が違うのです。

例えるならば山頂のように澄み切った空気感があり、いわゆる心霊スポットのような禍々しさは感じません。

一言で言えば「神聖」というのがしっくりきます。

 

とは言え強い精霊や自然霊(神様)だと私は具合が悪くなるのですがそれがないため、そこまで強いというわけではないのか又は人霊なのだろうと思います。

(本当に平将門の魂であれば人霊ということになりますし)

 

板碑の前ではお線香をあげることができ、長南氏が持ってきてくださったそれをお供え致しました。

そして長南氏の水晶のお数珠が繊細な響きを奏で鳴る中、私たちは平将門の首にご挨拶を申し上げました。

 

ご挨拶は自分の名前や住まいを申し上げて、会いに参りましたとお伝えすることが「祈り(お参り)」なのですが、どちらかと言うと今回は「呼んでくださった」という感じがします。

このお祈りの時には瞑想状態に近く、「木々のパワーが強い、風が通り抜ける土地」などのヴィジョンが視覚化されました。

 

帰る前に立派な木の傍で少しだけチャクラを開いてみたのですが、気が素早く通り抜ける感じはたしかに風属性が強いなと感じました。

あくまでも私の感じ方なので皆さんに当てはまるわけではないのでしょうが、怪談の言い伝えの恐ろしさは微塵も感じられず、終始「癒しだなあ」と感じました。

 

写真すら撮ることは憚られるような神聖さで何も撮れなかったのですが、板碑もしっかりとガードされており、周りにはカエルの置物が沢山ありました。

「体がカエルように」との願いが込められているのだそうです。

 

「神田」は「カラダ」?

 

怪談か?心霊か?平将門の首塚(東京)と神田明神|黒猫魔術店

 

平将門の首塚には神田明神の旗が立っておりまして、ああ、神田明神にゆかりがあるのだなと伺い知るわけです。

なんでもここから近い神社であり、平将門の霊をしずめお祀りしているのだそうです。

それは理解できますが、なんですって、怪談好きにとっては眉唾な説もあるようです。

 

  • 「神田」は平将門の首が探し求める「カラダ」が訛ったものではないか?

 

そんな馬鹿な!というお話は大好物なのです。

これが事実かどうかはわからないけれども、こういった伝承にはロマンがありますよね!

それほど平将門の祟りが恐れられていたということです。

 

神田明神は総氏神様

 

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正式名称は神田神社。

東京都心108町会(神田・日本橋・秋葉原・大手丸の内など)の総氏神様。

  • 一ノ宮…大己貴命(オオナムチノミコト、だいこく様)
  • 二ノ宮…少彦名命(スクナヒコナノミコト、えびす様)
  • 三ノ宮…平将門命(タイラノマサカドノミコト、まさかど様)

の3柱を祭神として祀る。

 

氏神様はその土地に住まう人々が信仰するご先祖であることが多いです。

神田明神の本殿の奥には様々な神様もいらっしゃいます。

私もご挨拶(祈り・お参り)を申し上げて御朱印を頂戴致しました。

 

アニメの聖地でもある

 

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敷地内を歩いてみると、アニメのポスターやお土産があります。

私が見たのは「ご注文はうさぎですか?」「ラブライブ」。

秋葉原も近いですしアニメのエピソードの中に神田明神が登場するようです。

私はラブライブの東條希のコスプレをしていたことがあったのですが、残念ながらどちらもアニメ見ていません(ごめんなさい!)

こうして地元民に愛される神社やアニメは良いですね~

 

平将門の首塚と成田山新勝寺

 

ところで道中、長南氏にこんな話を聞きました。

「どうやら平将門と新勝寺は当時敵対関係にあったらしいのでお参りはどちらかにした方がいいですよ」

 

そんな眉唾な話がまたもや!?

調べてみると確かに歴史上では、平将門の乱の鎮静を命じた神社や寺の中に新勝寺が含まれているようですね。

 

神田明神を崇敬する者は成田山新勝寺(千葉県成田市)を参拝してはいけないというタブーが伝えられている。

これは朝廷に対して叛乱を起した平将門を討伐するため、僧・寛朝を神護寺護摩堂の空海作といわれる不動明王像と共に現在の成田山新勝寺へ遣わせ、乱の鎮圧のため動護摩の儀式を行わせたことによるもので、即ち、新勝寺参拝は将門を苦しめるとされるため。

なお、同じく将門を祭神とする築土神社にも同様の言い伝えがあり、成田山へ参詣するならば、道中に必ず災いが起こるとされた。

将門に対する信仰心は、祟りや厄災を鎮めることと密接に関わっていたのである。

ただし、成田屋の屋号で知られる歌舞伎の市川宗家では歌舞伎十八番の一つ『鎌髭』で将門を演じており、「助六」を演じる際には魚河岸との関わりから神田明神内にある水神社への参拝を行う。(Wikipediaより)

 

なるほどなるほど。敵対しているなら仕方ないですね…

でも私、成田山新勝寺にお参り(祈り)しちゃいましたけども…!

でも何ともないですし、むしろ今回、平将門の首塚に呼ばれたような感じすらあります。

私は大丈夫だったようです…!(成田山新勝寺の話はまた別記事にて…!)

 

一応、それはなぜかと考察してみると私の出生地(山形)では氏神の信仰はあまりないので本当に「神様に自己紹介をしただけ(祈り)」なのです。

何かを願ったりしたわけではありません。むしろどの神社やお寺に行っても願いは言いません。

なぜなら願いは自分で叶えるものだと知っているからです。

 

また私としては産土の神(その土地に住まう神様)の方が身近に感じています。

うちだったら出羽三山、鳥海山、日本海など。

勿論、家の先祖を辿れば氏神に辿り着きますし、近くの神社に問い合わせれば氏神を教えてくれます。

しかし幼い頃から大自然の中で育った野生児にとっては山海川の恩恵の方が感じやすかった…のかもしれません。

決して氏神様をぞんざいにしている訳ではありませんが、信仰対象ではないことが、原因となっているのかな。

先祖霊って寂しがり屋さんですものね。

 

平将門の首塚と神田明神のまとめ

 

今回、長南氏に「東京の心霊(神霊)スポット連れて行ってください!」とお願いしたのですが、大満足なフィールドワークとなりました。

長南氏、お付き合いくださって本当にありがとうございます!

 

眉唾な怪談・オカルトの伝承が残りつつ、今もなお人々の信仰を集めているのです。

実際、平将門の首塚は私たちが訪れた中でも参拝者が絶えませんでした。

氏子の人々なのか、観光客なのかはわかりませんが、昔から現代においてもいまだ魅了する何かがそこにはあるのでしょう。

 

こういったところを訪れると、物質的なものだけではなく目に見えないものも大事なのだということが伝わってきます。

それは人々の信仰であったり、感情であったり、積み重ねてきた歴史のような、目に見えないものです。

これからもそれは語り継がれていくことでしょう。

そこに確かに、信仰があるということが事実なのです。