台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)

神様が沢山いらっしゃる!

今宵は2018年10月に魔女柘榴が行った台湾修行について、道教・道(TAO)について語りたいと思います。

台北で絶対外せないと云われるパワースポット『行天宮』、『龍山寺』、そして地元感溢れる『文昌宮』、『台北文衝聖帝殿』を訪れました。

魔女の思想にも共通する寺院仏閣が面白い!

 

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

台湾台北市内の寺院と信仰

 

台湾ではほとんどの方が『道教』を信仰しています。
道教は中国三大宗教(道教、儒教、仏教)の内の一つで、『道(TAO)』を求めようとする思想のことを指します。
・・・が、具体的に『道』とはこういうものなんですよ、という定義は実は非常に曖昧であり、奥深く人々の根底にはたらきかけてくるものだと思います。
魔女の思想にも共通するようなものがあるので、この部分に関しては後の記事にて考察中レポートをまとめていきます。

 

ツアーでは観光地としても名のある場所とディープな方と両方行って来たのですが、日本の神社仏閣とはまた違った雰囲気で、鮮やかな色合いと宗教的装飾が印象的でした。
歴史を感じつつも現代に自然に溶け込むような外観や、その在りようから現地の人々にとても大切にされているのがとても良くわかります。

 

神様が沢山いる寺院、龍山寺

 

こちらの寺院は清の時代、ご本尊様として聖観音菩薩を祀るため1738年に着工したものです。
数度の大改修がなされ1740年に落成するまで270年余りもの歴史があり、中でも1919年の大改修工事では中国宮殿式廟宇建築を採用し、1924年には色彩鮮やかな荘厳で芸術性の高い、東洋一を誇る名刹が完成しました。

龍山寺には他にも天上聖母(航海の守護女神、福徳招来媽祖)、文昌帝君(日本の天神様、受験の神様)、関聖帝君(三国志で有名な武将、関羽のこと。財運招来、悪霊退散、勝負必勝や商人の神様)などの諸神も併せてお祀りしております。
(ここまで龍山寺の観光パンフレットから一部を引用しています)

 

龍山寺(ロンシャンスー)は、昼夜を問わずひっきりなしに参拝客が訪れる人気の観光スポットでありながら、地元台北でも昔から大切にされて信仰されている寺院で、細かいところまで掃除が行き届いています。

あちこちに彫られた4本爪の龍や虎たち、『中殿藻井』という天井部分の装飾など建築物としての美しさもあるのです。

『中殿藻井』についてどのような装飾なのか調べてみたところ、パンフレットで日本語表記がなかったので訳してみました。

 

(日本語訳)
『中殿藻井』
仏教の輪廻を象徴するスピルリナ(ラテン語でねじれた、らせん形を意味する語)は、8つの龍の口によって厚い層を支えられています。

 

気になる方は是非画像を検索してみて下さいね。とにかく装飾が緻密で、ずっと眺めていると吸い込まれていきそう・・・とにかくすごいとしか言いようがないのです。
私の持っていたカメラでは屋根の龍も綺麗に撮影できませんでした・・・無念。
一番は現地でその雰囲気や装飾を目でよく味わっていただくのが良いかと思います。

 

参拝のルール

 

龍山寺の敷地に入ってすぐ右手には『浄心瀑布』とかかれた看板が目に入ります。

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

英語では『Waterfall of Cleaning Your Heart』。
簡潔に言うならば門に入る前には礼節として(イライラした気分や良くない心で)そのまま入ってはならず、この滝の泉であなたの心を綺麗にしなければなりません、といったことが書かれています。

 

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

とにかく台湾の人々は礼儀正しく礼節を重んじます。これは老若男女問わず、です。
日本語ガイドさんに教えてもらったのですが、どの寺院に行っても参拝のルールがちょっとだけ複雑。

 

共通しているやり方は、まずは敷地に入ったら心を清め、前門が二つあるので『右側の龍門』から入ります。
(『左側の虎門』は出口なので間違えないようにしましょう)
この時敷居を踏まないようにしつつ『左足から』境内に入り、お供え物とお香を購入します。

 

お供え物はあらかじめ用意しておくこともOKで、日本人なら日本のお菓子などもおすすめだそうです。
前殿奥(お供え物を置いている祭壇)に赤いお盆が置かれているので、お借りしてお供え物を供えます。

 

お香に点火して頭上に掲げ、3回拝礼したら祈願する前にまずは天上の神々に『どこから来たのか、生年月日、氏名、職業』を(心の中で大丈夫)告げ、挨拶をします。
そして自分の願いごとの神様に対してまた3回拝礼し、改めて『どこから来たのか、生年月日、氏名、職業』を告げてから漸く祈願することができます。

 

祈願し終えたらそれぞれの神様の前にある香炉にお香を1本ずつ立てます。
本来は神様分、一人7本を香炉に立てていくのですが、現在は一人1本に制限されているようです。
(どうやら環境保護に配慮して徐々に減っていったらしい。こんなところにも台湾の方らしさが^^)

 

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

後殿でも同じような手順で行うのですが、一人1本の制限がありますので本命の願いの神様のところにお香をさすと良いと思います。

 

龍山寺の神様

 

  • 安産や子宝の神様『註生娘娘(ジューショウニャンニャン)』
  • 無事息災仕事運の『城隍爺(チョンホァンイェ)』
  • 夫婦円満の神様『城隍夫人(チョンホァンフーレン)』(こちらのお二人は夫婦なんだそうです)
  • 学問や試験の神様『大魁星君(ダークイシンジュン)』北斗七星のひとつを神格化した神様

 

などなど、沢山の神様がいらっしゃいます。
自分の祈願したいところの神様に是非会いに行ってみて下さいね。

『大魁星君』はとても愛らしいお姿でした・・・ゆるキャラにいそう・・・。

 

おみくじのやり方が独特

 

龍山寺を参拝したらおみくじも引いてみてはいかがでしょうか?
日本にもおみくじはありますが、台湾のおみくじで面白いのは、くじを引く前に『そもそもくじを引いても良いのか?』『その番号のくじで良いのか?』を神様にお伺いしてから引く、というところです。
(しかも無料で引けます)

 

『筊杯(ポエ)』と呼ばれる三日月形の木片二つをとり、平らな面を内側にして持ち、まずは質問したいことを思い浮かべて床に投げます。
筊杯には表と裏があり(平らな方が裏でふくらみのある方が表)、『聖筊』と呼ばれる表と裏がセットで出た時はOKのサイン。
色も塗ってあるのでわかりやすいと思います。神様へのお伺いは一つの質問に対し3回まで。

 

くじの番号が書いてある木の棒を引いて筊杯のOKも出たらいよいよくじを引きます。
小さな薬棚のようなところに番号が書いてあるので、該当する引き出しからくじ札をとってください。

 

私も仕事のことと家のことを伺ってみました。
解説してくれているところがあります(日本語OK)が、スタッフさんのお昼休憩あったりもするので時間はしっかり確認をしておきましょう!

 

くじの左上の『第○○○首』がくじ番号、そのすぐ下に『上上』と書かれていれば大吉です。
空欄は残念ながら『凶』。(上上、上下、下下、空白 大吉→→一番右は凶)

 

でも落ち込むことはありません!
ちゃんとどういうところに気を付ければ良いかも書いてあります。
(というかそもそも日本のおみくじも凶だから最悪!大吉だから何もしなくてもハッピー!っていうのじゃないのでね)

 

私は見事に二つとも凶だったのですが(笑)別の占い師さんのところでも、やはり大きなことはせずあと2年くらいは静かに過ごしましょう、と言われました。
(やっていいのはこれこれこれ~という感じで、勿論吉の部分もあります。)

 

右上には中国故事に倣った内容が書かれています。

『聖意』と書かれたところは霊的なメッセージという意味です。
これはゴーストの方ではなく、例えばご先祖様や神様などのスピリット、という意味でのメッセージです。
ここに例えば自分について、財運について、結婚や家、旅行や失せ物、病気など様々な事柄についての注意すべきところ、逆にした方がよいことなど書かれております。

 

関羽・関聖帝君に会う行天宮

 

台北市を訪れたなら『行天宮』も絶対外せないところ。
外観の写真は門のところしかないのですが、中に入ると正面には3つの大きな赤い扉があります。

 

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

その内の真ん中は『神様が訪れる特別な日』にしか開かない扉だと教えてもらいました。
しかも開いていたとしても、信仰深い人々は絶対に真ん中の扉を通ることはありません。
(通っているのは知らない人、観光客なのだそう)

 

理由は『真ん中は神様が通る場所だから』だそうで、日本の鳥居などでも同じですね。
ここでも入り口は右側、敷居を踏まないように左足から入ります。

 

建物はとても台湾らしい、かつてのぎらついた煌びやかさではなく、歴史が自然の中に溶けていったような、そんな絢爛さの際立つ様相となっておりました。
朝早くから夜遅くまで無休で門が開かれている『行天宮』。
こちらには商売繁盛や経済、厄払いの神様として大人気の『関羽・関聖帝君』がメインでお祀りされています。

 

その両隣には『月下老人』『文昌帝君』もお祀りされているため、恋愛や学問のお願いもこちらでできますね。
たいていどこの寺院に行っても一緒にお参りすることができるようです。

 

『関聖帝君』は日本の不動明王や閻魔大王のような厳しいお顔立ちですが、外見もめでたい色とされる赤い色、煌びやかな黄金色の衣装を纏い、不思議と安心感を抱く立派なお姿でした。
祭壇上の装飾も本当に細かいところまで埃もなく、毎日お掃除がなされているようです。

 

参拝の作法も写真つきで解説看板があるので大丈夫です。
男性と女性で礼のやり方が微妙に違うのでこちらもご確認あれ。

 

ボランティアの方がお祓いをしてくれる

 

そして今回お参りはできたものの、見学する時間が短かったため未体験だったのですが、行天宮ではお祓いも無料でしてもらえるのだそう。
回廊のようになっている本殿内で、青い法衣を着ている方々がいらっしゃいまして、その方々が『功労生』としてボランティアでお祓いをしてくれるそうです。

 

徳を積む修行の一環として行ってくれているのかもしれませんね。
勿論、お祓いを受ける方はボランティアの方に対しても礼節をきちんと弁えなければなりませんよ。
混み合う時は本当に長蛇の列になるそうですので、列に並んだ時からおしゃべりや飲食、スマホを弄るなんてもってのほかです。

 

どんなお祓いなのかとても気になります・・・!
次回台北を訪れた際にはそちらを中心に調べてみたいですね。

 

学問の神様に会う文昌宮

 

観光地では有名な寺院や夜市ばかり取り上げられますが、道教らしい場所にもふらりと行ってきました。

 

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『文昌宮』はその名の通り『文昌帝君』、つまりをお祀りしているところです。
電光掲示板があったりしてなんともハイテク・・・!
こちらは日本語対応しておりませんでしたので、何となくは伝わりますがきちんとした所作でお参りするには中国語や台湾語が必須。

 

市場のど真ん中にどーんと建立されていて、建物の裏というわけではありませんが市場から文昌宮の中に入ってみますと奥には供物を捧げる大きな祭壇が。
地元の方が大きなお花を名前入りで飾っていたり、読経する方々の姿がありました。

 

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

広場のようなものなのでしょうか?丁度地元の人々が熱心にお祈りをしておりました。
何だか不思議な空間で、私もしばらくその時間を共にさせていただきました。
草木やお花、お香の香りが混じっていてとても素敵な清浄な空気を感じます。

 

 

身近にある台北文衝聖帝殿

 

文昌宮と同じ区画にはありますが、こちらは小路を入ったところにある『台北文衝聖帝殿』というところです。
小さなお店のような雰囲気ですが、寂し気ではなく寧ろ地元ですごく身近な存在なのだろうと思います。

台北市龍山寺など道教の参拝とおみくじ(台湾修行)|黒猫魔術店

 

こちらも観光客向けという感じではございませんでしたので、地元に強いガイドさんなどと一緒に訪れるのがいいかもしれませんね。
更に地元で大切にされているということで、興味本位で入ることはおすすめできません。
あと夜に訪れるのは防犯面でもおすすめできないです。

 

近くにカフェもありますし明るい内にゆったりとした空気を感じたりするのが良いかも。
運が良ければ文昌宮のお祈りが見れるかもしれません。

 

 

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