台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)

台湾人の精神性・マナーの高さ!

今宵は2018年10月に魔女柘榴が行った台湾修行について、歴史的建造物と自然が融合された風景について語りたいと思います。

台湾台北の風景は古きもあり新しきもあり、絶妙なバランスで融合しています。

その景観作りは台湾人の精神性から来ていると思うのです!

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

台北市内の当たり前の風景

 

今回の研修旅行では台北市内を探索してきたのですが、興味深いのは建物の造りだけではなく、その土地の人々の生活にごく自然に溶け込んでいるというところ。

 

ビルが立ち並んでいる街中の、至る所に大きな樹がどっしりと鎮座していたり、植樹されたものであっても葉っぱが力強く、青々と生い茂っておりました。
あまりに瑞々しく茂っているものですから撮らずにはいられませんでした。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

台北市内はとても広いので、空港から市内へ至る車窓からも様々な風景を見ることができます。
山林と工場、街中の田園、古いビルと新しいビル、アパートやマンションに挟まれた賑やかな寺院。

 

そんな風に色んなものが混在しているのにちぐはぐにならず、全てが混ざり合って溶け込んで一つになっている。
そんな不思議な景色でした。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

マンションやアパートにもベランダがあって、そこにわさわさと茂る観葉植物や花があり、家庭菜園のやり方もかっちりしたものではなく、自然に大きくなっていくのに任せているようです。

 

でも雑草一つないプランターで、とても丁寧に手入れもされているんだなと感じました。
化学肥料のようなものは露店やお店などでまず見なかったので、もしかすると実際、茶がらなどを肥料として使っているからかもしれません。

 

そして何より、街中が綺麗なのです。
観光地ということを抜きにしても、例えばビル街の道路や地下鉄などごく普通に暮らしている場所であってもポイ捨てされたごみが見当たらない、使われている公園が綺麗だったり、溢れかえっているゴミ箱がないなど・・・とてもマナーが良いと感じました。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

正直なところ、私自身はかつて世界一マナーが良い、礼儀正しいと云われていた日本人はもうすでに一部にしかいないように感じておりまして、台湾で最も賑やかな観光地である台北市内での光景にとても衝撃を受けたのです。

 

更に、建ち並ぶ真新しいビルと廃墟のように物寂しげなビルも隣合わせに並んでいたり、大小の公園は地域の憩いの場らしく、老若男女を問わず、思い思いの場所で寛ぎながらゆったりとした時間を過ごされているようでした。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

高級マンションが建ち並ぶ場所のすぐ近くには多くの学校があり、そのほとんどの校舎は歴史が古いようで壁はボロボロだったりするのですが、セキュリティ面や国際的な学科も豊富で台湾の教育機関の充実ぶりも伺うことができました。
(学校の外観も撮影したかったのですが、撮影禁止のようでしたので写真はありません。)

 

学校の建物自体も建築を勉強していた身としてはとても興味深かったのですが、現物を見て歴史を感じられた方が良いでしょう。

 

台湾市内のド派手な建物、慈祐宮

 

台北市内にも寺院とは別にたくさんの建造物がございます。
饒河街観光夜市の『慈祐宮』も夜行くと物凄くド派手で迫力満点なので、フォトジェニックをお求めの方におすすめです。
松山駅すぐ側、夜市のすぐのところにあるのですが時間に余裕のある方は是非中まで入って細かい装飾までもご覧あれ。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

遠すぎて良く見えませんが、上にいらっしゃるのは・・・三体並んでいるので月下老人、関聖帝君、文昌帝君・・・でしょうか?
門のところの龍の装飾も見たかったのですが、あまりの人混みに断念しました。
今度ゆっくり見に行きたいと思います。
(饒河街観光夜市には美味しい『胡椒餅』を売っているところもあるようです)

 

日本と関わりある歴史建造物、中正記念堂

 

そして歴史的建造物には日本と関わりのある場所もとても多く存在しております。

『中正記念堂』は台湾の初代総統である『蒋介石』が逝去されてから建立されたところです。
とにかく規模が半端なく大きい。
写真に映っている人々の大きさからその規模をお察し下さい。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

お堂の屋根中央は上から見ると八角形、正面から見ると『人』という字が天に向かう形の造りで、八角形の屋根は『忠・孝・仁・愛・義・和・平』を象徴しているそうです。
この辺りは儒教も混ざっていそうですが、相反する道教文化も内包する台湾の姿が見られますね。

 

敷地を一周するだけで中々ハードなマラソンコースになりそうで、現地のランナーさんたちも見られます。

 

歴史については今回は省きますが、彼は日本に留学していた過去もあり、日本で孫文と出会っています。
妙なご縁がありますね。

 

さて、驚くべきはこれだけ大きな建造物でありながらごく当たり前のように人々の生活に密着しているところ。
こちらのオレンジ色の屋根の建物は中正記念堂の敷地内にあるのですが、それぞれ音楽ホールと歌劇場として実際に使用されています。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

宝塚のポスターが貼ってあったので、もしかするとこちらの歌劇場で行われるのかもしれません。
建物の前のスロープでは結婚式の写真を撮影している新婚さん方がいらっしゃいました。
二つの建物は向かい合うように対で造られているようです。

 

中正記念堂は敷地内に3つの建造物(門は含まず)で構成されています。
そしてやはり自然やビルとの融合もすごく自然。
不思議な感じがしますね。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

衛兵の交代式は時間が来たら見ることができます。
この衛兵さんたちは交代の時間が来るまではびっくりするほど微動だにしないので、蝋人形か何かかと思うくらいすごいです。

そしてこの衛兵に選ばれることは大変名誉なことであり、身長や容姿だけではなく厳しい審査を通った者だけが衛兵として仕事をすることができるのだそうです。

つまり彼らは選ばれしイケメンたち・・・!

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

それは観光客に見られるからという理由もありますが、台湾の方々がそれだけの覚悟と礼儀をもって国の父とも呼べる彼らを尊敬しているからなのでしょう。
蒋介石の銅像は総統府や中国大陸のある方向を向いて静かに佇んでいます。

 

『総統府』や『国父記念館』だけではなく、最高司法機関の建物なども日本の方の設計なのだそう。
『総統府』の外観は東京駅とよく似ています。

 

ちなみにこういう建物は一般公開されているところもありますが、それ以外で勝手に敷地内に入ったりすると容赦なく撃たれることもありますので気を付けて下さい。
それだけ台湾の人々に大切に想われる場所なのでしょう。

 

人と歴史、建造物と自然、全てが融合

 

このように、台湾はとても文化や歴史といったものもとても大切にしていて、しかも驚くほど建物はバリアフリー化されています。
スロープは勿論のこと、エレベーターやトイレは通常のものとバリアフリーのもの両方設置されていたり、授乳室やおむつ交換台、ベビーカーや車いすの貸し出しも当たり前。
ムスリム用礼拝室や本屋さんや郵便局、医務室まで備わっているのです。

 

寺院だけではなく様々な場所を訪れてみましたが、とにかく景色の中は様々なものが綺麗に混ざり合っているのがよくわかります。
どのような歴史でも結局つくるのは人間ですからね。
古いものと新しいもの、いびつなものもあるがまま受け入れて、人の手で美しく磨き上げることができるのだと実感します。

 

台北市の歴史的建造物と自然の融合(台湾修行)|黒猫魔術店

 

そんな風に自然のいびつさも愛されているようで、台湾はとても素敵な文化や意識が根付いていると感じました。
西洋でも当たり前にある自然への感謝と共に生きることと、過去は歴史として大切に扱うこと、古きも新しきも自然なかたちで溶け込んで混ざり合う姿。
これがつまりは『世界の本質』部分であり、『宇宙の理』なのではないかと思います。

 

仙人のように潔癖でいようと世俗から離れて自然の中で生きるのではなく、世俗もまた自然であるという考えが道教の教えの中にもあります。
全てが同じではないにしろ、台湾にも確かに自然と共に生きる文化が根付いているのだと感じます。

 

 

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